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2024年7月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

 先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

■Google Tag Manager

2024年3月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

 先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

3月はConversions -> Key eventsの変更と広告周りに大きく手が入っていますが、日本語ドキュメントはどれも未変更で恐らく4月中にはアップデートされると思われます。

■Google Analytics

■Google Tag Platform
■Google Webmaster tools / 検索セントラル

Google Analytics 4でサイト内検索の0件ヒットを計測する方法

 (本投稿は過去に寄稿予定だった文章の供養です。)

はじめに

前回の「Google Analytics4を利用したサイト内検索の計測方法とレポーティング」ではGoogle Analytics 4(GA4)を利用してウェブサイトに設置しているサイト内検索機能についての設定および結果を確認するためのレポーティングについて書きました。

前回のコラムでも書きましたが、サイト内検索では以下のデータを確認することが重要です。

  1. サイト内検索で検索結果が適切に表示されているか
  2. サイト内検索で検索結果に表示するコンテンツがウェブサイト内に存在しているか

サイト内検索で検索結果が0件となった場合や検索結果が適切に表示されていない場合、検索キーワードに関連するコンテンツがウェブサイト内に存在していないこととなります。今回は検索結果が0件であることを、どのようにGA4でトラッキングするかを解説します。

Google Analytics4で検索結果の表示件数を取得する

GA4を利用し、サイト内検索結果の検索ヒット件数を取得しGA4へ連携することで、顧客がサイト内検索を行った結果、検索結果がヒットせずに0件だったキーワードの抽出、およびウェブサイトの改善につなげることができます。

Google Analytics4のカスタムディメンションを設定する

サイト内検索結果で検索ヒット件数を取得する場合、GA4のカスタムディメンションを利用する方法とカスタムメトリクスを利用する方法が考えられます。検索結果に表示されているヒット件数の数字、例えば10件ヒットした場合、「10」という数字だけを取得できる場合はカスタムメトリクスで取得するのが良いかもしれませんし、文字列として「検索結果 0件」や「 10 / 100件」のような検索結果のヒット数を含めた文字列データを取得する場合はカスタムディメンションを用いて取得することになります。

カスタムディメンションを利用する方法とカスタムメトリクスを利用する方法は取得するデータの違いのみで設定方法に関して大きな違いはありません。今回のコラムではカスタムディメンションを利用し「検索結果 0件」という文字列を取得する事を目的として解説します。

カスタムディメンションの作成

最初にGA4でカスタムディメンションを作成します。管理画面から「プロパティ設定」 > 「データの表示」 > 「カスタム定義」を選択します。

「カスタムディメンションを作成」のボタンを押すと設定画面へ遷移するためディメンション名などを設定します。今回は以下のように設定しました。ディメンション名はより分かりやすい名前を付けても良いでしょう。

  • ディメンション名: search_hit
  • 範囲: イベント
  • 説明: サイト内検索の県なs区表示件数を取得する
  • イベントパラメータ: search_hit


次にGoogle Tag Manager(GTM)を利用して設定を行います。GA4による計測でGTMを利用している場合は既にGTMの「タグ」にてGA4の計測タグを「Googleタグ」として設定されていると思います。今回はGoogleタグ設定に対してサイト内検索ヒット件数を追加で取得する設定を行います。

Google Tag Manager設定

検索結果が0件であることを示す文言を取得する

ウェブサイトの検索結果に以下のソースコードで検索結果件数が表示されているとします。検索結果の検索ヒット件数が、運営しているウェブサイトにて実際どのようなソースコードとなっているかを事前に確認してください。

<div id="search_results_count">検索結果 0件</div>

では、早速GTMの設定を行いましょう。

まずは以下のようにユーザー定義変数を利用することで、ウェブサイト内に表示されているサイト内検索ヒット件数を変数として取得します。

  1. ユーザー定義変数を設定する
    1. GTMのメニューから「変数」を選択
    2. 「ユーザー定義変数の設定」の「新規」を選択
    3. 「ページ要素」の中にある「DOM要素」を選択します
  2. DOM要素でidを指定
    1. 「変数のタイプ」で「DOM要素」を選択
    2. 「選択方法」で「CSSセレクタ」を選択
    3. 「要素セレクタ」に「#search_results_count」を入力

今回この変数を「dom-search-results-count」という名称で保存します。変数の付け方は管理のし易い方法を選択いただければと思います。

Google Analytics 4に検索ヒット件数を連携する

GTMでGA4のトラッキングを行っている場合「Googleタグ」が既に設定されていると思いますが、今回はこの「Googleタグ」設定にある「構成パラメータ」へ先程GA4で設定したカスタムディメンション「search_hit」を指定します。値の方も先程作成したユーザー定義変数の名前を指定しましょう。


Google Analytics4の探索レポートでデータを確認する

取得したデータをGA4の探索レポートを利用して確認してみましょう。GA4の探索レポートではディメンションとして「イベント名」「検索キーワード」、それと今回作成したカスタムディメンション「search_hit」を選択します。値は指標にある「イベント数」を選択します。


フィルタとして以下2つを設定します。

  • イベント名: 「次と完全一致」として「view_search_results」を指定する
  • search_hit: 「次と完全一致」として「検索結果 0件」を指定する


このようにすると検索キーワードと検索ヒット件数を横並びに表示し、検索ヒット件数が0件であったキーワードリストをもとにコンテンツの改修や新規コンテンツの追加、新商品の追加やFAQの充実などユーザーへのアプローチを行うことができるでしょう。

(参考)Google Analytics4へGoogle Tag Manager経由で送信するデータをGoogleタグに設定するかイベント設定するか

なぜ今回検索ヒット件数はGoogleタグの「構成パラメータ」を利用するのでしょうか?

データの取得設定で何を利用するかについては、ウェブページのロードとともに読み込むデータはGoogleタグの「構成パラメータ」、ウェブページをロードした後にクリックまたは、ユーザーの何らかのインタラクションにより発生するデータはイベントとして取得するのが良いと考えています。もちろんイベントとして取得することも可能です。

今回の「構成パラメータ」を利用する方法は、設定が簡単である点がメリットなのですが、デメリットとしては「自動収集イベント」や「拡張計測機能イベント」の各種イベントパラメータ全てに設定したデータが入ってくる点です。

すなわちサイト内検索ページではない単純な「session_start」イベントや「page_view」イベント、その他コンバージョンイベントのパラメータにも「search_hit」パラメータが付いてくる点です。もちろんサイト内検索ページでなければ「search_hit」パラメータは空の値になります。

これが先程の探索レポートでイベントに対してフィルタをかけた理由です。

(参考)拡張計測機能イベントを利用せずにサイト内検索データを取得する

「拡張計測機能イベント」を利用せずにGA4イベントとしてサイト内検索データを取得する場合には何点か注意事項があります。

  1. イベント名は「search」が推奨される
  2. 検索キーワードはイベントパラメータとして別途指定する必要がある

1点目のイベント名「search」については「推奨イベント」で指定されているイベント名となります。「拡張計測機能イベント」を利用しない場合は、この推奨イベントを利用しましょう。

2点目は「拡張計測機能イベント」を利用せずにGA4イベントとしてデータを取得するので「拡張計測機能イベント」の「詳細設定」で設定し、取得できる検索キーワードは取得されません。

そこで別途GTMのイベントパラメータで検索キーワードと検索ヒット件数を両方指定してあげる必要があります。


上の例では検索キーワード「search_term」について変数を割り当てていますが、この変数は別途GTMのユーザー定義変数のurlから検索パラメータ「q」のデータを取得する設定としています。


このように設定することで、イベント「search」に対して検索キーワード(search_term)と検索ヒット件数(search_hit)の2パラメータを取得することができます。

まとめ

今回は実際に運営しているウェブサイトにあるサイト内検索機能について、検索ヒット件数が0件である事をGA4にどのようにデータを連携すればよいかを説明しました。GA4ではデータの取得方法が場合によっては複数存在することが難しさの一つなのではないかと考えています。

軽く触れただけで詳細に書いていない部分や高基数についても知っておく必要があるかもしれませんが、まずは基本的な部分を押さえていただくことが重要です。一つ一つの内容については記事を1本ずつ書けるほどのボリューム感が出そうな気も少ししています。

Googleのヘルプは結構充実していますので、そちらを調べながら実装されるのも良いと思います。

UAとの違いやUAで設定していたイベントをGA4へ移行する場合、そのデータをどのように取得するかを事前に考えておきましょう。

2024年1月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

新しく入ってくる予定で現在オープンベータとなっているユーザ提供データ収集。個人情報的な意味で凄く気になります。

■Google Analytics

■Google Tag Manager

2023年11月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • レポートのスケジュールを設定する
    • レポートのメール通知機能追加
    • これはUAからの乗り換えで結構気にされている方も多かったですよね
  • データの保持
    • 「プロパティ(大)がイベント収集の上限を超えた場合」追加
    • 警告を無視しつづけてデータを大量に保管しようとするとデータ保持期間が勝手に短縮される
  • イベント レポート
    • 新しいmetricsとして追加された「イベントの値」を説明
    • イベントの値: イベントのvalueに指定した値でcommerceの値とは別
  • レポートで期間の変更と比較を行う
    • 「キーボード ショートカット」欄追加
    • キーボードショートカット、今は動かないですよね。この前一生懸命ポチポチしていたのですが、全然動かないのでGA上のヘルプを参照したところ、キーボードショートカットが削除されていました...ヘルプが更新されたということは一時的なものだとは思いますが
    • ↓は2023/12/02現在のGA上ヘルプ
■Google Tag Manager

2023年10月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

2か月前から「目標到達プロセス」がすべて「ファネル」に置き換わっている点とUA終了まわりのドキュメント修正がまだまだ続きますね。あとは管理画面のデザインが刷新されましたね。

■Google Analytics

■Google Tag Manager
  • 同意設定を管理する(ウェブ)
    • スルーしていましたが同意設定はリクエストパラメータで判断出来たんですね。GTMのプレビュー画面でデバッグしていたのですが...まぁプレビュー画面の方が見やすいですかね


2023年9月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

Optimizeもサービス終了ですね。Bigqueryのユーザーデータスキーマはまだデータ見ていないのですが、マーケティングに活かせるかも...と考えております

■Google Analytics

■Google Tag Manager
  • タグ マネージャーと Google タグ(gtag.js)
    • 「Google アナリティクス: GA4 設定タグは Google タグに変わりました」
    • 「GA4 設定タグをご利用になっていた場合、これらのタグは Google タグに自動的にアップグレードされています。測定と機能はこれまでどおりに動作し、特に対応は必要ありません。」
    • 「GA4 イベントタグは変更されません。」

2023年4月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

   以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

GoogleタグIDは気づいたら `G-` 始まりから `GT-` 始まりに移行してそうですね。イベントまわりで正規表現を利用している場合はWEBパフォーマンスに直結しているということなので、その点は見直してみようと思います。

■Google Analytics

■Google Tag Manager

2023年3月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

  以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • アカウントの構成例
    • 各アカウントで作成できる最大プロパティ数 100 -> 2000 👀
    • viewが作成出来ない分、一気に増やしたのでしょうか
  • サブプロパティについて
    • サブプロパティ作成上限なし -> 最大400個
    • アカウント上限のプロパティ数は100 -> 2000
  • 自動収集イベント
    • page_locationの上限 420 -> 1000 👀
    • まさか以前日本語ヘルプで1000に書き換えられたのが先走った更新だったのか、英語ヘルプ側が間違って更新されたのか...
  • (新)カスタム チャネル グループ
    • 待ってました...Unassignedからほぼサヨナラしました。
    • 良い点としてUAと同様過去データにも適用された点です
    • 簡単なブログを投稿しました
  • イベントの収集に適用される制限
    • 「イベントあたりのアイテム スコープのパラメータ」追加。最大27個のアイテム単位カスタムパラメータ
  • 割り当て
    • クレームが多くて早めに対処されたのでしょうか?
    • 上限が標準プロパティで1250、360プロパティで12500だった部分が全て1750、17500へ増えています。
      • 1 プロジェクト、1 時間、1 プロジェクトあたりのコアトークン
      • 1 プロジェクト、1 時間、1 プロパティあたりのリアルタイム トークン
      • プロパティごとの時間ごと、プロパティごとの目標到達プロセスのトークン
■Google Tag Manager
  • 既存のタグ設定を分析する
    • 「接続先サービスを表す Google タグの接頭辞」が変更されています
    • 色々これについて調べていたのですが、ちょっと内容が理解できず。。。
    • 確かに現状GA4のGoogleタグページにGTで始まるIDが記載されており、GA4のヘルプでもGTのタグについて触れられている部分はあるのですが...
  • タグ プラットフォーム ラーニング センター
    • 学習コンテンツが追加されたようだ

2023年1月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • 除外する参照を設定する
    • 除外する参照は「最大50件」の記述追加
  • Apply filters to reports
    • 詳細レポートにフィルタを適用する場合、ディメンションがグレーアウトする場合の注意書きを追加。これ時々出くわすんですよね...
    • データ互換性がない場合はグレーアウトする
    • 「If a dimension is incompatibile with other dimensions in the report, the dimension name is grayed out. 」
    • UAでも「スコープに気をつけよ」と口酸っぱく言われていたと思いますが、UAの場合は組み合わせが間違っていてもエラーではなくデータが表示されていました。GA4だと選択すらできないので混乱する人は多いでしょうね。
  • e コマース購入レポート
    • 注意書き追加
    • 「e コマース購入レポートの一部の指標には、2022 年 9 月 8 日まではデータが入力されていませんでした。2022 年 9 月 8 日より前の日付を含めると、これらの指標のデータに不整合が生じることがあります。」
  • コンバージョン経路レポート
    • 経路の数 : 最大50件のタッチポイント -> 最大20件のタッチポイント
  • トラフィック ソースのディメンションのスコープ
    • 「セッション スコープのディメンション」の説明を一部修正。直接訪問の場合は最後に確認された参照元/メディアに関連付けられる。
    • 「セッション参照元 / メディアは、セッション単位で割り当てられ、セッションの起点を表します。直接の訪問で開始されたセッションは、そのユーザーの最後に確認された参照元 / メディアに関連付けられます。」
  • ランディング ページ レポート
    • 閲覧指標に「アクティブユーザー数」追加
  • アナリティクスのディメンションと指標
    • 「e コマースのスコープ」に関する説明追加。イベントスコープとアイテムスコープが一緒にデータとして送信されていると解釈されるんですね
    • 「アイテム スコープの指標」追加
    • eコマース系のディメンションと指標が多く追加されているので確認をおすすめします
  • イベントの収集に適用される制限
    • 「ページの場所の長さ」追加。page locationが最大「1,000 文字」
    • 英語ドキュメントだと420文字で12月に他のページ含めて420文字で更新されているから420文字が正しいんじゃないかと思わなくもない...
  • データのしきい値
    • Googleシグナルを有効から無効に変更しても一定期間、閾値が適用される場合がある
    • 「Google シグナルが有効になっていると、ユーザー数を含むレポートには、Google シグナルを無効にした後も一定期間にわたってしきい値の適用が継続される場合があります。  」
  • API Dimensions & Metrics
    • 以下追加
      • continent
      • continentId
      • testDataFilterId
      • screenPageViewsPerUser
      • scrolledUsers
  • About Data Import
    • SFTPまわりのドキュメントが追加
    • 「Prerequisites for using SFTP to upload data」
    • 「Verify SFTP host-key algorithms; format SFTP-server URL」
  • ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します
    • Google広告とUA連携について360プロパティの期限延長
    • 「2023 年 7 月 1 日以降、ユニバーサル アナリティクスのデータが Google 広告に転送されなくなります(アナリティクス 360 のプロパティは 2024 年 7 月 1 日以降に転送されなくなります)。」
  • データの更新頻度とサービスレベル契約の制約
    • レポートの SLA の対象外となる機能に「拡張されたデータセット」を追加
  • [新規]自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティについて
    • 2月から自動作成案内が始まりましたがオプトアウトもできますので手順はヘルプを確認してください
■Google Tag Manager

2022年10月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

開発者向けドキュメントの一部が「Cloud Translation API 」で機械翻訳された分、ドキュメントとしてはAPIのディメンション名などが日本語化されてしまっていることにより崩壊気味になっています。。。

既にご存知のかたが多いと思いますが データスタジオ -> Looker Studioの名称変更がありました

■Google Analytics

■Google Tag Manager

Google Tag Managerで同意モードの国指定granted設定

 GDPR等に関連してCookie等によるトラッキング許諾をCookiebot等の同意ツール(CMP)を利用されているパターンも多いかもしれません。今回はウェブサイトに同意プロンプトを出すのではなく、日本以外はトラッキングを拒否、日本ではトラッキングを許可する方法としてGoogle Tag Managerのテンプレートからsimo ahavaさんのConsent Modeを利用してみます。


このテンプレートは、Googleのオフィシャルページで紹介されているカスタムテンプレートコードとは少しコードが異なりますが、デフォルト設定もアップデート設定も可能なものとなっています。

同意タイプについては、いくつか種類があります。

  • ad_storage
  • analytics_storage
  • personalization_storage

広告、トラッキング、レコメンドに関連するストレージなどを、それぞれ設定することができます。

※以下の内容は検証内容も含め、この設定で問題ないだろうと判断していますが念のため、各個人でも検証をお願いします。

■今回のゴール

日本以外からアクセスされた場合はトラッキング等のストレージを一切拒否、日本からアクセスされた場合のみトラッキング等を可能とする

■事前設定 - テンプレートをインストール

まずはGoogle Tag Managerのテンプレート画面、検索ギャラリーからConsent Mode(Google tags)のテンプレートを追加します。


「ワークスペースに追加」で追加することができます。



■対応内容1 - Google Tag Managerの既存タグ設定

Google Tag Managerで設定しているタグなどについては、個別に「同意設定」を行う必要があります。(Google AnalyticsやGoogle Adsタグ等、事前にGoogleが用意しているタグについては設定不要)

各タグの「詳細設定」から「同意設定(BETA)」を設定します。


設定すると次のように見えます。以下は広告系のカスタムHTMLだったのでad_storageを設定しています。

■対応内容2 - Google Tag Managerの同意設定

新規にタグを作成し、ギャラリーで追加した「Consent Mode」テンプレートを指定します。

タグの設定で、日本だけは許可(granted)でその他の地域は拒否(denied)設定にするにはこんな感じの設定をします。


配信トリガーは同意の初期化という専用のトリガーを利用します。


■(Option)対応内容3 - Google Analyticsの地域とデバイスのデータ収集などチェック

必要な場合はGoogle Tag Managerではなく各ツール側でなにか追加で設定を行ったほうが良い場合もあります。


<検証1>同意タグの配信チェック

同意タグが配信されていて「Consent」表示がされていることを確認しましょう。


Consentタブに同意状況が表示されますが、上の画像のように「Consent」が2つあります。これはタグ設定でJP指定のタグとそれ以外のタグの2つが設定されているためです。

各Consentタグでは1つはdenied設定、もう一つはgranted設定が表示されます。



<検証2>同意設定が適切であることの確認

日本からアクセスした場合は「Set」でgrantedとなります。


海外経由でアクセスした場合は「Set」でdeniedとなります。


<検証3>海外経由アクセスで特定のタグが配信されていないことの確認

日本からアクセスした場合に発火するタグの数は7個。


海外経由でアクセスした場合に発火するタグの数は5個。


これは各個別のタグの同意設定、追加同意を指定しているためです。

以上が設定となります。海外経由アクセスはプロキシを今回は利用しましたがVPN等、お持ちのものを利用してみてください。Googleの公式ドキュメントでデバッグ方法が記載されているのですが、国指定設定をしている場合など細かい部分が分からないということと、検索してみてもコレというドキュメントがなかったので、設定後も少し不安でした。

検証した感じではうまく動いているようなので、一旦こちらの設定で完了としています。

2022年6月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

 更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • レポート用識別子
    • 同一ユーザ特定の順番に「モデリング」追加
    • 個の特定はUser-ID > Google シグナル > デバイス ID > モデリングの順
    • 選択出来るレポート識別子種類 : ブレンド、モニタリング対象、デバイスベース
    • モデリングとはCookieレスでイベントデータのみから推定される模様
    • 同意モードでanalytics_storageがdenied設定となっている場合もモデリングで推定される
  • About sessions
    • セッション数に関しては以前から推定データが採用されていることがヘルプに書かれていますが、Bigqueryとレポートとのデータ差異について解説が追加。
    • Bigqueryデータのほうが正確ということですが、傾向は推定データでも十分に役割が果たせており、料金がかかってもよければBigquery側で確認しても良いという程度かなと思います
  • カスタム ディメンションとカスタム指標
    • おすすめの方法として高基数説明追加
  • URL builders: Collect campaign data with custom URLs
    • パラメータを更に追加
    • utm_source_platform
    • utm_campaign_id
  • ディメンションと指標
    • 指標追加
    • 広告関連 : 手動広告コンテンツ、手動キーワードなど
    • eコマース : アイテムの割引額、アイテムの収益
  • 自動収集イベント
    • 広告周りのディメンションが一部追加、名前修正
  • デフォルト チャネル グループ
    • 2022年6月15日以前のデータはチャネル間のデータ不整合の発生可能性有
  • データ削除リクエスト
    • データ削除リクエストの処理には、削除されるデータの量に応じて 7~63 日かかる
  • Measurement Protocol - Sending events
    • session idを送信出来ることになったのでセッションレベルのレポートも可能となった
  • 統合プロパティについて
    • 統合プロパティとその参照元プロパティから Google 広告アカウントへの固有リンク : 200 -> 400
  • [新規]同意モードの行動モデリング
    • 「アナリティクスの Cookie を拒否したユーザーの行動を、アナリティクスの Cookie を受け入れた類似ユーザーの行動を基にモデル化」
    • 「行動モデリングがレポートに含められるのは、モデルの品質に高い信頼性がある場合のみ」
  • [新規]e コマース
    • コマースについては設定からレポーティングまでのヘルプが追加された
■検索・Search Console
■Google Tag Manager
  • Custom template APIs
    • 新しいAPI追加。パーミッション系で利用できるという事例が書かれていますが、それ以外にも利用価値はありそう。
      • gtagSet
      • Associated permissions

「現場で使える Googleタグマネージャー実践入門」はGTMをこれから導入される方向け入門書

新しく発売された新刊「現場で使える Googleタグマネージャー実践入門」はGoogle Tag Managerの概要から設定の詳細だけでなく、「逆引き辞典」と表紙に書かれているとおり、実際によく発生しがちな事象に対するGoogle Tag Managerでの設定方法が載っている本です。

本書ではGoogle Tag Managerに関する具体的な説明は全体の3分の1程度となっており、「逆引き」的な内容が多く占めていることもありますが、Google Tag Manager機能としては非常に簡易だということなのでしょう。ただし本書では「テンプレート」を作る部分に関する説明はありません。

Google Tag Managerに関しては、私もかなり自己流となっているのですが本書を通じて"普通こんな感じで設定しているのか"と、ちょっとした気づきがありました。他社・他人の設定環境を見てみたい気持ちがずっとあったんですよね。

本書では複数人で内容を書いているということもあるかもしれませんが、Google Analyticsに関しては基礎知識が必要な内容となっています。またGoogle Analytics 4についてはGoogle Tag Manager上での設定がメインとなっているので理解を深めることは望めないと思います。そちらについては他書にて知識を補完されるのが良いでしょう。

実践例の中にはJavascriptも多数出てきますので、そのまま内容をコピーして利用するか、分かる方は雰囲気をつかむのが良いと思います。 

個人的にGoogle Tag Managerを管理する上で一番大事な点としては「常に修正箇所は1箇所に留める」ように運用することだと思っています。例えばウェブサイトが www.example.com から www.example1.com へサイト移転した時にGoogle Tag Manager上で修正箇所が複数発生すると事故のもとです。常に1箇所だけ直せば全て修正されるような状況を作り出す事に重きをおければ、Google Tag Managerはとても強力で事故の少ない、管理工数も少ない便利ツールとなるでしょう。

2022年5月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

今月は担当が変わったのか、ヘルプ内の説明が凄く丁寧になったような印象が凄く強いです。

■Google Analytics

  • Custom dimensions and metrics
    • Best Practicesが追加。値が500を超える高基数が発生するカスタムディメンションの作成は避ける
    • 最近相談された内容はこれか...
  • Comparing metrics: Google Analytics 4 vs Universal Analytics
    • UAとGA4のセッション数の違いについてサブロパティによる違いの説明が追加
    • GA4ではセッション数が統計的に推定されることがあるっぽい
    • 「Google Analytics 4 properties use a statistical estimate of the number of sessions that occurred on your website or app by estimating the number of unique session IDs.」
  • About sessions
    • 「Differences in session counts」など説明が追加。
    • 以前からレポート間のセッション数の違いが凄く気になっていて、このエラー率2%以内に押さえる計算ロジックが悪さをしているんだろうか...。この仕組のことを「統計的推定」と言っているらしい
  • 正規表現(regex)について
    • デフォルトはUAが部分一致。GA4は完全一致
  • Google 広告とアナリティクスでデータに矛盾がある
    • 「Google 広告とアナリティクスでトラッキング方法が異なる理由」追加
  • Google アナリティクス 4 に切り替える
  • Engagement reports
    • 「User engagement」項目追加
    • データを送信するタイミングと前回のイベントから1秒未満の場合はデータが送信されないなど。
  • Scopes for traffic-source dimensions
    • 「How Analytics attributes credit」項目追加
    • ユーザースコープ、セッションスコープの場合アトリビューションモデルは、cross-channel last-clickモデルだが、イベントスコープはアトリビューション設定に依存。
  • About subproperties
    • 日本語のドキュメントはまだ変更されていなそうですが、「サブプロパティのサービス間のリンク設定」の上限が200 -> 400へ変更
  • 地域でのデータ収集
    • GDPRまわりの変更。IPアドレスはサーバに記録されない
  • Analytics Data API Overview
    • runFunnelReportのアーリープレビュー版追加
  • [新規]Play との統合
    • アプリ提供者はぜひご確認を
  • [新規]ユーザー移行ツール
■検索・Search Console
■Google Tag Manager
  • Google Analytics 4 tags
    • GA4 configulationタグにセットしているパラメータと全く同じ名前のパラメータ名をEventで飛ばした場合、そのイベント発生時の値が上書きされるものの、他のイベントではconfigulationで設定した値が設定される
  • Server-side tagging APIs
    • API追加
      • sendPixelFromBrowser
      • Object
  • Create a Consent Mode template
    • ベータから正式ドキュメントになりました
    • ad_storage や analytics_storage を denied にすることでlocalへの保存やcookieの利用がされませんが、url_paththroughを指定することでURLパラメータをページ間受け渡しなどができる
    • gtagSet : ads_data_redaction , url_passthrough
    • 設定は別ページだと gtag('set', 'url_passthrough', true);
    • 書き方はどちらでも良さそうに見える
  • [新規]Tag Assistant での同意モードのデバッグ

2022年4月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

  更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

■検索
■Google Tag Manager
■Google Business Profile

2022年3月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

 更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

360向け機能が増えていますがViewにあたる機能としてサブプロパティが増えたのは、UAでView使えていたので一般にも開放してほしいなぁという気持ちになりました。

■Google Analytics

  • ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します
  • BigQuery Export のセットアップ
    • 1日あたりの上限を超えた場合は日次エクスポートが一時停止。結構厳しいんですね
    • 「プロパティがエクスポートの上限を継続的に超えると、BigQuery の日次エクスポートは一時停止され、それ以前の数日間のエクスポートは再処理されません。」
  • URL builders: Collect campaign data with custom URLs
  • Dimensions and metrics
    • 業種などの種類別に分類分けされた
  • 構成(configulation)
    • page_locationなどのURLはMAX300文字制限、user_idは256文字など、一部の制限情報追加
  • [新規]Google アナリティクスのアルファ版プログラム
  • [新規]ホームページについて
  • [新規]Google Merchant Center の統合
  • [新規]サブプロパティ
    • (360ユーザー向け機能)UAで言うView機能っぽいですね。(いいなぁ...
  • [新規]統合プロパティについて
    • (360ユーザー向け機能)UAでもありましたがroll upプロパティの作成です(いいなぁ...
    • 一応別ヘルプにはデータストリームを横断的に設定すれば手動設定可能とは書かれていたりもしますが、クロスドメイントラッキングしているサイトと単独サイトなどをいくつか抱えていて、横断データストリームが影響を及ぼさないかどうかが個人的に分かっていない
  • [新規]データの互換性
    • UAだとスコープに気をつけましょうと口酸っぱく話をしていましたが、GA4ではディメンションやメトリクスが選択出来ないことがあります。
    • 探索でデータ描画タイミングでエラーが発生する場合も多くはコレが原因かなと考えています
  • [新規]アカウント設定ガイド
  • [新規]Comparing metrics: Google Analytics 4 vs Universal Analytics
    • UAとGA4における定義の違いや考え方の違い
  • API Dimensions & Metrics
    • 追加が多いので一番下に。
    • ディメンション
      • firstUserGoogleAdsAccountName
      • firstUserGoogleAdsCustomerId
      • firstUserSourceMedium
      • googleAdsCustomerId
      • itemAffiliation
      • itemVariant
      • level
      • sessionGoogleAdsCustomerId
      • sessionSourceMedium
      • shippingTier
      • sourceMedium
      • virtualCurrencyName
    • メトリクス
      • bounceRate
      • organicGoogleSearchAveragePosition
      • organicGoogleSearchClickThroughRate
      • organicGoogleSearchClicks
      • organicGoogleSearchImpressions
      • shippingAmount
      • taxAmount
    • 比率系はGA4では殆ど有りませんでしたが、まさかの直帰率が追加。別のヘルプページにてSPAやPWAサイトが増える中、直帰率ではなくエンゲージメントで計測すべきと書いてありますけどね。
■Google Tag Manager

2022年2月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

 更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。今月はAPIまわりの更新が多かった印象です。

最近もHOME画面が追加されたりと変化がありますが、昨年末から全レポートをGA4の「探索」で生成し他の人へ共有していて、恥ずかしながらそれを皆が自由に分析出来ていると思っていたのですが、期間指定でさえレポートのオーナーしか編集出来ないことに最近気づきました

追加でGoogleがヘルプで推奨している通りGTM経由のGA4発火タイミングを初期化タイミングにしたのでデータもGA4優先に切り替え完了しました(みんなもタイミングを早めましょう

■Google Analytics

■Google Search / Search Console

■Google Tag Manager
  • Google オプティマイズ
    • 「www.googleoptimize.com ドメインからオプティマイズ スニペットを読み込む」のチェックボックスオンガ推奨
    • CSPの影響は受けるということなのでCSPを設定されている場合はドメインを許可する感じになると思います
  • Custom template APIs
    • 同意ステータス絡みのAPIが追加
      • addConsentListener
      • isConsentGranted
      • setDefaultConsentState
      • updateConsentState
  • Google Ads conversions
    • サーバサイドタグ時のEnhanced Conversionsの説明が追加。
  • Server-side tagging
    • 大したネタではありませんが、サーバサイドタグ設定したらドメインはデフォルトじゃなくてちゃんとサブドメイン設定してねという内容が追加されてて笑ってしまいました

2021年9月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

     更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

■Google Search / Search Console

■Google Tag Manager
  • The data layer - 説明追加
    • データレイヤーは先入れ先出しで基本的には処理(データレイヤーを多用しているサイトは投げる順番なども気にしたほうが良いかも)
    • データレイヤーは一つずつ処理(並列処理はされない)
    • データレイヤーでイベントが投げられた場合、次のデータレイヤー処理の前に、そのイベントをトリガーにするタグが発火する
    • カスタムHTMLでgtag.jsベースのコードを書くな
    • 同意設定もカスタムHTMLで書くな
  • Custom template APIs
    • Object追加
  • developers側のドキュメントが tag platformサイトへ本格移行(gtag側はほぼ移行完了)
■Firebase Analytics

2021年8月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

    更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • [GA4] Predefined user dimensions
    • 事前定義されたユーザーディメンション追加。UAに合わせにいった感じ。
      • ブラウザ
      • 市区町村
      • 大陸
      • 地域
      • 亜大陸
      • 緯度・経度
      • OS
      • プラットフォーム
  • [GA4] 推奨イベント: オンライン販売
    • 推奨イベント追加
      • generate_lead
  • [GA4] Reports, dimensions, and metrics
    • Metrics追加 : Average engagement time per session
  • Google アナリティクス 360 ベータ版
    • ベータ版提供期間が2022年12月31日まで延長
    • 「非サンプリング データ探索」追加。360の場合は1日500億件
    • 「360 へのアップグレードまたは 360 からのダウングレード」項目が追加(8/20リリース機能)
  • 用語定義 : 権限
    • 管理画面上の変更はまだありませんが、権限名を変更しているみたい
      • ユーザー管理 -> 管理者
      • 編集 -> 編集者
      • 共有設定 -> アナリスト
      • 表示と分析 -> 閲覧者
    • 他のページもヘルプ上は権限名称をどんどん変更している
  • gtag.js API リファレンス
    • gclidに加えauidが追加。Google AdsがAWコードだからAWのuser idかな?
  • [削除]推奨イベント : 旅行
    • 推奨イベントが各業種別ありましたが、いくつかページ自体消えている。業種が変わってもイベントは一緒なものが多かったので、まとめていったと思われる
    • 推奨イベントの推奨パラメータがすべてなくなった...
  • Google Analytics Data API : Dimensions & Metrics 追加
    • dateHourMinute
    • minute
    • nthMinute
  • [新規]US限定 Phone Analytics with gtag.js
  • [新規]360ユーザ用 : Unsampled explorations (beta)
■Google Search Console

  • インデックス カバレッジ レポート
    • 何を確認すればよいか、何を確認しなくてよいかの記述が分かりやすくなった
    • こういう文章にGoogleとしての大変さが滲み出ますよね...
  • ページ エクスペリエンス レポート
    • 「データの欠落」追加。
    • リリースして日が浅いとか、ほとんどアクセスが無いとかの説明。
  • 所有者、ユーザー、権限の管理
    • 委任された所有者権限追加。確認された所有者がいなくなったタイミングで自動的に削除。
    • コンサル向けっぽいけど、以前は確認済み所有者しかなかったように思う。英語でもDelegated owner扱い。ウェブマスターセントラル画面で操作してもよく分からなかったけど、恐らくSearch Console側でユーザを追加するとOwnerになってしまい、ウェブマスターセントラル側でユーザを追加すると委任扱いになるとかそんな感じかも。
    • コンサル等にデータを見せている場合はOwner権限ではなく「委任」扱いにしたほうがよさそう
■Google Tag Manager