Google AnalyticsのCore Reporting APIにユーザーレベルの指標がいくつか追加

Google AnalyticsのCore Reporting APIを利用されている方であれば、よく参照するであろう「Dimensions & Metrics Reference」。最近AnalyticsではUniversal Analyticsで、かつユーザー単位でデータを取得していることが前提、またはユーザー単位でデータを取得していなければ指標としてのメリットがフルに生かせないと思われる「コホート分析」なども出てきていますが、Core Reporting API側にも少しずつリリースがかかっているようです。

■ECommerce(Metrics)
  • ga:transactionsPerUser
  • ga:revenuePerUser
ユーザー単位の注文数だったり受注金額という指標ですね。

■USER(Metrics)
  • ga:sessionsPerUser
ユーザー単位のセッション数という指標です。

その他、Geo Networkも大幅に追加がかかっています。

Geo Network(Dimension)
  •  ga:cityId
  • ga:countryIsoCode
  • ga:regionId
  • ga:regionIsoCode
  • ga:subContinentCode
このGeographical IDというのが、実際にどう活用できるのかがイマイチ分かっていませんが、例えば北ヨーロッパは「UN M.49」というIDだとかサンプルが出ていますので、国別ではなくグローバル企業における北欧マーケット全体のマーケティングプランを考えたりとか、そういったビジネス的視点から導入された指標なのかもしれません。


何はともあれ、ユーザー単位トラッキングについては積極的に導入していく必要がありますね。

Google構造化テストツールが新しくなり、json-ldなどにも対応開始

Googleのオフィシャルウェブマスターセントラルブログからアナウンスがありましたね。
New Structured Data Testing Tool, documentation, and more」ということで、構造化テストツールが新しくなり、しかもJson-LDへ対応したと。


これは助かる。
今までJson-LDは使用可能だと言いつつも、テスト出来るのは、「メールマークアップテスター」のみと非常に残念な感じになっていました。

Google検索結果のナレッジグラフが拡張を繰り返す中、Googleの検索結果自体がGoogleが実施するマーケティング・オートメーション的な位置づけになりつつあるなと最近は考えています。

具体的には位置情報、検索履歴、検索ワードやフレーズにおけるオントロジー、所属や性別などの情報などを多面的に利用しながら検索結果自身をパーソナライズ化するようになりつつあり、かつそれが進む先にあるのは、Google検索離れを防ぐリブランド戦略といいますか、検索結果そのものにおけるマーケティングを如何に進めていくかを再度検討し、戦略を打ってきているなと。

昔からそうじゃん!と言われればそうなのですが、海外でオートメーション系とタッグを組みながらウェビナーを開いたりしているのを見ていると、凄く肌で感じます。

RTP(Real Time Personalization)をGoogle検索結果画面上で、どのように活かすか。

何はともあれ、運営サイトでのJson-LDのコーディングミスが一部見つかって良かったーw

【GA】Google AnalyticsのアドバンスセグメントのセグメントUI一部変更

アドバンスセグメントのUIが一部変更されて、リアルタイムで対象ユーザー数、割合などが分かるように変更になったようです。


右側のユーザー割合の円グラフですね。
結構作ったセグメントを一旦テストして、それから使いはじめるとかやっていましたが、これでその必要性もなく、サクサク活用出来るようになったということで。
小改修ですが、少し嬉しい変更でした。