Google Spreadsheetの公式add-on 'Google Analytics'が更新しV4対応したものの機能はV3とほぼ同等

Google Spreadsheetで公式に提供されていたGoogle Analytics Add-onが更新されました。
ユーザ数が今日現在で400,062人。

今までの設定シートはコピーされ新しいフォーマットである `Report Configuration` が作成されることでユーザが何か作業を必要とする必要はなく移行が完了していますが、あくまでV3版をV4に置き換えをしただけのようです。


GoogleがAPIのバージョン4を出してから、Google側もアップグレードしたいだろうなーとは思っていました。今年のはじめあたりにGoogle API Console側からV3の設定メニューを恐らく事故だと思うのですが消えていたりしましたし。

左がV3、右がV4

復活したもののすでにアイコンすら無くなっていますけどw
移行は自動で完了したもののV4としての恩恵は受けられません。V4で実現可能な

  • 2期間のデータ比較
  • pivot
  • cohort
  • LTV
あたりは実現されません。(参考)
またdimensionやmetricの書き方等はV4のJSONの記述をそのまま許容するという苦肉の策が取られています。(ドキュメント)


基本的にV3のように指標のカンマ区切り、改行区切りで記述することを許容しつつJSONフォーマットも許容すると。
仕方ないかなと思いつつも思わず苦笑いするところですね。V4のパラメータを一部hidden parametersとして指定を可能としていますがsampling levelに関しては旧addonでも存在していたのでデフォルトで指定できるようにしてあげても良かったんじゃないかと思ったりはします。移行に際して今までもEnumだったのでそのまま `LARGE` 等へ置換してあげればいいだけですし。

このあたりSpreadsheetでは列が非表示となっているようです。



個人的には去年暮れあたりからV3の利用、addonの利用は停止していますが過去に作ったファイルの一部が利用していたので50通くらいメールで「アップデートしといたから!」という内容を受信しました…
今日中に必要なものの9割は利用停止とV4移行を個人で行ってしまおうかと思っています。