Google Analyticsのビューレベルフィルタ - 「検索して置換」の正規表現について

Google Analyticsのビューで設定できるフィルタですが、ここに「検索して置換」という項目があります。

この「検索して置換」の検索側は正規表現が利用できますが、あくまで検索でヒットしたものを文字列に置換するだけなので書き換えではありません。先日検索側に正規表現を書き正規表現でヒットした文字列を置換側に引き継ごうと $1 のようなものを書いていたのですが、見事に文字列 $1 という文字列が大量に発生するだけとなりました。

リネームというか検索でヒットしたものを整形して書き換える場合は「詳細」側を利用しましょう。。

普段は「詳細」ばかり利用していたのですが、「検索して置換」のほうが事故が少ないかなと思い利用してみたら事故になったという個人的な事案の共有です 😥

(参考)アナリティクスヘルプ - 検索と置換フィルタ

Custom Dimensionsにデフォルト値は存在しない

Google AnlayticsのCustom Dimensionsに入っている値をを引っ張ると所謂 (not set) は存在しませんが、これはCustom Dimensionsにはデフォルト値が存在しないということです。解決策としては

  1. Google Tag Managerでデフォルト値を埋める
  2. 別々に取得して後でマッピングする
  3. 有料版はBigQueryから取り出す

あたりでしょうか。いざ自分で分析用途ではなく業務フローに組み込むとなると、色々考える部分が出てくるなと思った次第。

ちなみに私の場合は無料版のGoogle Analyticsを利用しているため、2の別々に取得するパターンを選びました。Scopeがユーザである必要があった事と値を埋めるタイミングが少ないためです。Google Tag Managerで出来れば埋めたいけど、色々考えた結果ちょっと難しそうでしたので。

(参考)Google Tag Managerのテンプレートを利用してCustom Dimensionを作る

Google Analyticsで新規にプロパティを作成した際は設定を一応全部見ておくこと

今年に入ってから気づきましたが、Google Analyticsで新規にプロパティを作成した際にデフォルトで 参照元除外リスト として、作成したウェブサイトのサブドメインを含まないドメイン部分がデフォルトで登録されています。

例えばPropertyとして https://foo.example.com というURLについて作成したとすると、デフォルトで example.com が設定されます。通常これはあまり問題ではないのかもしれませんが、大企業におけるウェブサイトの運営等でサブドメインごとに運営会社やサービスが異なるような場合は要注意かもしれません。

参照元除外リスト自体はGoogle Analyticsの設定時に毎回見る部分ではあったのですが、今まではデフォルトで 何も登録されていないだろう という気持ちだったので、登録があったときの衝撃といったらなかったです。規模が大きい会社と付き合いがあったので、ちょっとヒヤッとしますね。。。