勝負は、お客様が買う前に決める!
恐らく読むのは2回目ですので簡単に流し読みをしましたが、今の商品というモノを介する商売というのは購入プロセスの最適化や購入後のフォローの厚みを増すことが重要視されています。しかしインターネット、特にSNSの台頭によって商品購入前の事前期待を上手くコントロールすることでファンやロイヤルカスタマーを育てるという手法が可能になりました。
本書を読んでいるとアクティブサポートだったり、ソーシャルCRMの重...
【ニュース】Google、Chromeでの非ログイン検索も暗号化へ
ITmediaさんの記事によればGoogle Chromeの次期バージョン25から、Googleアカウントにログインを行なっていなくてもGoogle検索がSSL化するということだ。
これによりGoogle Analyticsを利用しているユーザーにとっては「not provided」が更に増えることになる。以前海外のブログに掲載されていた文言を若干修正するなら、こんな感じでしょうか?
Logged in to Google? Keywords...
Google Tag Managerを入れたらChromeの拡張「Tag Assistant (by Google)」を入れよう!
Google Tag Managerを入れてTag運用を開始されている方も多いとおもいますが、Tagを運用し始めたら入れたいのがGoogle Chromeの拡張「Tag Assistant (by Google)」です。
「Tag Assistant (by Google)」を入れて、Tagを入れたサイトをみてみると、こんなレポートが見えます。
例)HootSuiteのウェブサイトです。
そして、workingやnot workingとしてステータスが見え、その中身も簡易に見ることができます。
実は私が担当しているサイトで一部「not...
【Analytics/Spreadsheet】2013年のスマホ・タブレット・サイト速度の予測は既に終えていますか?
2012年はスマートフォンが爆発的に普及したのでスマートフォンサイトやアプリを立ち上げたという企業も多いと思いますが、中小企業にとってはなかなか踏み出すリソースが無いなど、まだ立ち上げていない企業も多いと思います。
ウェブサイトの表示速度はユーザー視点で見ても、SEO的に見ても重視すべきポイントの1つになりました。
では結局2012年、運営しているサイトの傾向はどのようになっていたのでしょうか?
そして2013年はどのようになっていくのでしょうか?
2013年のウェブ解析ポイントをまとめたり、新たな会社としてのKGIから導き出されるKPI、そしてその予測数値などをまとめる作業を行う事はとても重要ですが、皆さんは既に作業を終えていますか?
■スマホ・タブレットの予測数値をGoogle...
【読了】MITメディアラボ 魔法のイノベーション・パワー
MITメディアラボ 魔法のイノベーション・パワー
昨年、伊藤穣一氏が所長となり一気に有名になったMITメディアラボですが、副所長や現建物設計者が日本人など日本とも関係も深く、「シティカー」など知っている方も少なくないのではないでしょうか?
メディアラボで最も印象深かったのは「反学問的」スタイルです。即ち、専門分野を持たないもので、建築家がプログラミングをしていたりするのですが、これは「問題を別の角度から考える」事が今最も重要視されていると認識し、専門家では思いつかない、問題解決に対し道具・知識・人すべてを総動員しようとする姿勢をあらわしています。
また、メディアラボの強みとしてスポンサー・システムがあります。それは、「メディアラボのスポンサ
ーは、資金提供という形で研究を支援する見返りに、メディアラボで開発された知的財産に対して無制限の権利を得ることができる。しかし、通常のスポンサー・システムとは異なり、スポンサー企業がメディアラボの研究内容を強制することはない」というもので、それによりスポンサーの目に怯えることなく、自由な発想で研究にいそしむ環境が出来上がっているのです。
その副産物としてスポンサーに年2回デモを見せなければならず、「デモオアダイ」という思想とともに、自分で様々な機材を用いてモノを作る能力が身につきます。
最初にこの「デモオアダイ」を見た時は、「Shut...
【読了】代表的日本人
代表的日本人 (岩波文庫)
本書は内村鑑三の名著です。5人の著名人を挙げ、特に「徳」というものについて書かれた本であるように思います。また、これは日本文化、価値観を海外へ紹介した本ですが、日本人である自分が見ても中江藤樹など、一部の人物については知らない、または思想・考えを知りませんでした。
西郷隆盛の「義」に対する考え方も素晴らしいのですが、「徳」について「徳に励むものには、財は求めなくても生じる。」と述べます。つまり生き方次第で盛衰、貧富、興亡、生死が決まるのです。これを「生財」と題した書に記しています。
5人各人で徳を語り、徳に励み日本に定着させていく様子は、江戸末期から明治にかけての激動の時代にとってとても重要な概念だと内村鑑三自体は思い選定されたと思うのですが、この5人を見ていて思うのは徳を重んじた人物が政府や藩主等、世の地位の高い人物に採用されることで広まる土壌が作られたという点のようにも思います。
もちろん各々が徳を口で語るだけでなく結果を残しているということもありますが、一見奇異な思想を持った人と捉えられてもおかしくはない人物・思想だと思います。そのような人物に一定の地位を与え、思想を広めること、そして二宮尊徳あたりを見ているとキリスト教とも似た思想を強く持っていると感じるのですが、その思想に力を持たせた事は当時の権力者にとっても勇気ある行動であったのではないかと感じます。
本書を読むことで自分を見つめなおすきっかけとなり、とても有益だと思います。
代表的日本人...