2023年1月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • 除外する参照を設定する
    • 除外する参照は「最大50件」の記述追加
  • Apply filters to reports
    • 詳細レポートにフィルタを適用する場合、ディメンションがグレーアウトする場合の注意書きを追加。これ時々出くわすんですよね...
    • データ互換性がない場合はグレーアウトする
    • 「If a dimension is incompatibile with other dimensions in the report, the dimension name is grayed out. 」
    • UAでも「スコープに気をつけよ」と口酸っぱく言われていたと思いますが、UAの場合は組み合わせが間違っていてもエラーではなくデータが表示されていました。GA4だと選択すらできないので混乱する人は多いでしょうね。
  • e コマース購入レポート
    • 注意書き追加
    • 「e コマース購入レポートの一部の指標には、2022 年 9 月 8 日まではデータが入力されていませんでした。2022 年 9 月 8 日より前の日付を含めると、これらの指標のデータに不整合が生じることがあります。」
  • コンバージョン経路レポート
    • 経路の数 : 最大50件のタッチポイント -> 最大20件のタッチポイント
  • トラフィック ソースのディメンションのスコープ
    • 「セッション スコープのディメンション」の説明を一部修正。直接訪問の場合は最後に確認された参照元/メディアに関連付けられる。
    • 「セッション参照元 / メディアは、セッション単位で割り当てられ、セッションの起点を表します。直接の訪問で開始されたセッションは、そのユーザーの最後に確認された参照元 / メディアに関連付けられます。」
  • ランディング ページ レポート
    • 閲覧指標に「アクティブユーザー数」追加
  • アナリティクスのディメンションと指標
    • 「e コマースのスコープ」に関する説明追加。イベントスコープとアイテムスコープが一緒にデータとして送信されていると解釈されるんですね
    • 「アイテム スコープの指標」追加
    • eコマース系のディメンションと指標が多く追加されているので確認をおすすめします
  • イベントの収集に適用される制限
    • 「ページの場所の長さ」追加。page locationが最大「1,000 文字」
    • 英語ドキュメントだと420文字で12月に他のページ含めて420文字で更新されているから420文字が正しいんじゃないかと思わなくもない...
  • データのしきい値
    • Googleシグナルを有効から無効に変更しても一定期間、閾値が適用される場合がある
    • 「Google シグナルが有効になっていると、ユーザー数を含むレポートには、Google シグナルを無効にした後も一定期間にわたってしきい値の適用が継続される場合があります。  」
  • API Dimensions & Metrics
    • 以下追加
      • continent
      • continentId
      • testDataFilterId
      • screenPageViewsPerUser
      • scrolledUsers
  • About Data Import
    • SFTPまわりのドキュメントが追加
    • 「Prerequisites for using SFTP to upload data」
    • 「Verify SFTP host-key algorithms; format SFTP-server URL」
  • ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します
    • Google広告とUA連携について360プロパティの期限延長
    • 「2023 年 7 月 1 日以降、ユニバーサル アナリティクスのデータが Google 広告に転送されなくなります(アナリティクス 360 のプロパティは 2024 年 7 月 1 日以降に転送されなくなります)。」
  • データの更新頻度とサービスレベル契約の制約
    • レポートの SLA の対象外となる機能に「拡張されたデータセット」を追加
  • [新規]自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティについて
    • 2月から自動作成案内が始まりましたがオプトアウトもできますので手順はヘルプを確認してください
■Google Tag Manager

2022年12月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

去年1年間、低頻度ですがGoogle Analytics情報を更新してきましたが、今年もよろしくお願いします。のんびり更新したいと思います。

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

12月はリリースノートにあるものがほとんどとなっていました。またAnonymous IPがMasked IPという名称変更もありましたが、実態としてはMaskedと言わないと語弊があるからでしょうね。

■Google Analytics

■追記
「自動収集イベント」について大きめのアップデートが入っていましたが、更新をスルーしてしまったので追記いたしました。

[GA4]集客のトラフィック獲得に「平均セッション継続時間」を追加する

 11月に「平均セッション継続時間」メトリクスが追加となったので、早速「トラフィック獲得」レポートに追加をしてみようと思います。

※以下メニューの「参照元 / メディア」は個人で作成しているもので、デフォルトでは存在しません。

1. 集客 > トラフィック獲得 を選択


2. 右上の「レポートをカスタマイズ」を選択


3. 指標から「平均セッション継続時間」を選択


4. 「適用」を押下後、レポートを保存



以上で追加が完了します。「新しいレポート」として名前を指定してレポート作成を行った場合、「ライブラリ」から任意のコレクションへレポートを追加、または新しくコレクションを作成して追加してください。

以前追加された「直帰率」はエンゲージメント率の反対のものとなるため追加は特にしていませんでしたが、平均セッション継続時間はあったほうが良いかなと思いました。

2022年11月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

 更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。


■Google Analytics

2022年10月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

開発者向けドキュメントの一部が「Cloud Translation API 」で機械翻訳された分、ドキュメントとしてはAPIのディメンション名などが日本語化されてしまっていることにより崩壊気味になっています。。。

既にご存知のかたが多いと思いますが データスタジオ -> Looker Studioの名称変更がありました

■Google Analytics

■Google Tag Manager

Google Tag Managerで同意モードの国指定granted設定

 GDPR等に関連してCookie等によるトラッキング許諾をCookiebot等の同意ツール(CMP)を利用されているパターンも多いかもしれません。今回はウェブサイトに同意プロンプトを出すのではなく、日本以外はトラッキングを拒否、日本ではトラッキングを許可する方法としてGoogle Tag Managerのテンプレートからsimo ahavaさんのConsent Modeを利用してみます。


このテンプレートは、Googleのオフィシャルページで紹介されているカスタムテンプレートコードとは少しコードが異なりますが、デフォルト設定もアップデート設定も可能なものとなっています。

同意タイプについては、いくつか種類があります。

  • ad_storage
  • analytics_storage
  • personalization_storage

広告、トラッキング、レコメンドに関連するストレージなどを、それぞれ設定することができます。

※以下の内容は検証内容も含め、この設定で問題ないだろうと判断していますが念のため、各個人でも検証をお願いします。

■今回のゴール

日本以外からアクセスされた場合はトラッキング等のストレージを一切拒否、日本からアクセスされた場合のみトラッキング等を可能とする

■事前設定 - テンプレートをインストール

まずはGoogle Tag Managerのテンプレート画面、検索ギャラリーからConsent Mode(Google tags)のテンプレートを追加します。


「ワークスペースに追加」で追加することができます。



■対応内容1 - Google Tag Managerの既存タグ設定

Google Tag Managerで設定しているタグなどについては、個別に「同意設定」を行う必要があります。(Google AnalyticsやGoogle Adsタグ等、事前にGoogleが用意しているタグについては設定不要)

各タグの「詳細設定」から「同意設定(BETA)」を設定します。


設定すると次のように見えます。以下は広告系のカスタムHTMLだったのでad_storageを設定しています。

■対応内容2 - Google Tag Managerの同意設定

新規にタグを作成し、ギャラリーで追加した「Consent Mode」テンプレートを指定します。

タグの設定で、日本だけは許可(granted)でその他の地域は拒否(denied)設定にするにはこんな感じの設定をします。


配信トリガーは同意の初期化という専用のトリガーを利用します。


■(Option)対応内容3 - Google Analyticsの地域とデバイスのデータ収集などチェック

必要な場合はGoogle Tag Managerではなく各ツール側でなにか追加で設定を行ったほうが良い場合もあります。


<検証1>同意タグの配信チェック

同意タグが配信されていて「Consent」表示がされていることを確認しましょう。


Consentタブに同意状況が表示されますが、上の画像のように「Consent」が2つあります。これはタグ設定でJP指定のタグとそれ以外のタグの2つが設定されているためです。

各Consentタグでは1つはdenied設定、もう一つはgranted設定が表示されます。



<検証2>同意設定が適切であることの確認

日本からアクセスした場合は「Set」でgrantedとなります。


海外経由でアクセスした場合は「Set」でdeniedとなります。


<検証3>海外経由アクセスで特定のタグが配信されていないことの確認

日本からアクセスした場合に発火するタグの数は7個。


海外経由でアクセスした場合に発火するタグの数は5個。


これは各個別のタグの同意設定、追加同意を指定しているためです。

以上が設定となります。海外経由アクセスはプロキシを今回は利用しましたがVPN等、お持ちのものを利用してみてください。Googleの公式ドキュメントでデバッグ方法が記載されているのですが、国指定設定をしている場合など細かい部分が分からないということと、検索してみてもコレというドキュメントがなかったので、設定後も少し不安でした。

検証した感じではうまく動いているようなので、一旦こちらの設定で完了としています。

GA4のレポートを積極的に活用したいなら「「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」がオススメ

 今月発売された「「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」を読みました。

GA4が旧UAのセッション単位分析からユーザー単位に変わることでのメリットやすべてイベントでのデータ取得となったことによる概念統一等、変化によるメリットにも言及されています。

なかでもレポートの有用度、利用頻度を可視化していることによって、デフォルトのレポートで、何を見ればよいかだけでなく、見方や分析の仕方等、活用面にも多く触れられている点はとても良かったです。

何ならGA4の試験対策として活用してみても良いのではないか?と思った次第です。

また探索レポートで利用する「セグメント」の説明も充実している点で、WEB・アプリ分析時に多く利用・活用するであろう「セグメント」の設定について理解を深められるという実践的な面でオススメです。

【本の内容補足】

  • レポートのother表示に関しては200万行の話とは別に「高基数ディメンション」概念が存在するので注意
  • User IDやタイムスタンプ、ClientIDなどで、カスタムディメンションを利用するのはベストプラクティスで否定されているので注意
  • 自動収集イベントのpage_locationはページパスではなくFull URLであるので注意
  • パラメータ無しのURLはカスタムHTMLではなく変数だけでも実現できる。またパラメータ無しのURLをpage_locationに食わせる必要性が仮に発生したら、UTMなどを「設定フィールド」に別途設定が漏れないように注意
  • オフィシャルヘルプにある「事前定義済みディメンションのパラメータ(ページおよびスクリーンの各ディメンション、取引 ID など)にカスタム ディメンションを登録することはおすすめしません。」は要注意
  • Bigqueryで初めてSQLを書くならオフィシャルCookBookも参照
  • Bigqueryのコスト対策は本書では書かれていないのですが、特に中小企業等でBigqueryを利用する場合には要注意
  • オーディエンスの上限設定、自分の理解ではオーディエンスに一度対象となったら「外れない」ではなく、MAXに設定されると理解しています。あと最大は540日。(ヘルプ)