今月発売された「「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」を読みました。
GA4が旧UAのセッション単位分析からユーザー単位に変わることでのメリットやすべてイベントでのデータ取得となったことによる概念統一等、変化によるメリットにも言及されています。
なかでもレポートの有用度、利用頻度を可視化していることによって、デフォルトのレポートで、何を見ればよいかだけでなく、見方や分析の仕方等、活用面にも多く触れられている点はとても良かったです。
何ならGA4の試験対策として活用してみても良いのではないか?と思った次第です。
また探索レポートで利用する「セグメント」の説明も充実している点で、WEB・アプリ分析時に多く利用・活用するであろう「セグメント」の設定について理解を深められるという実践的な面でオススメです。
【本の内容補足】
- レポートのother表示に関しては200万行の話とは別に「高基数ディメンション」概念が存在するので注意
- User IDやタイムスタンプ、ClientIDなどで、カスタムディメンションを利用するのはベストプラクティスで否定されているので注意
- 自動収集イベントのpage_locationはページパスではなくFull URLであるので注意
- パラメータ無しのURLはカスタムHTMLではなく変数だけでも実現できる。またパラメータ無しのURLをpage_locationに食わせる必要性が仮に発生したら、UTMなどを「設定フィールド」に別途設定が漏れないように注意
- オフィシャルヘルプにある「事前定義済みディメンションのパラメータ(ページおよびスクリーンの各ディメンション、取引 ID など)にカスタム ディメンションを登録することはおすすめしません。」は要注意
- Bigqueryで初めてSQLを書くならオフィシャルCookBookも参照
- Bigqueryのコスト対策は本書では書かれていないのですが、特に中小企業等でBigqueryを利用する場合には要注意
- オーディエンスの上限設定、自分の理解ではオーディエンスに一度対象となったら「外れない」ではなく、MAXに設定されると理解しています。あと最大は540日。(ヘルプ)
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