2021年10月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

今月は新規ドキュメントとしてUA -> GA4の移行ガイドがだいぶ拡充したことと有償版の説明ドキュメントも紹介しきれていませんが、実は追加されていたりします。

■Google Analytics

■Google Search / Search Console

GA4本「1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本」読書メモ

GA4に関する入門書「1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本」がウェブ解析士協会メンバーを中心に執筆されたということで、早速電子書籍版を購入して読んでみました。

本書はGAを多少なりとも触ったことがある人がGA4という新しいGoogle Analyticsを勉強するための入門書という位置づけとなっています。ただ用語の解説も本書内に存在するので、その場合は設置マニュアルあたりから読み進めるのが良いかもしれません(UAの説明や歴史は別に知っておく必要もありません)。GA内の用語を大まかに理解している人には、とても良い本となるでしょう。

目次構成
  1. GA4の学び方を学ぶ
  2. GA4移行 & 新規設置マニュアル
  3. GA4のダッシュボード解説1
  4. GA4のダッシュボード解説2
  5. データ探索の基礎
  6. データ探索の応用
  7. 追加データ取得と確認方法

 1の「GA4の学び方を学ぶ」では、そもそものGA4の考え方やUAとの違い、導入に至るまでの社内調整などの大枠が書かれています。クロスドメイントラッキングはUA併用時の注意点もりますが、その点は設置マニュアル側で補足されています。データ保持期間はbigqueryと連携していた場合、僕の昔の記憶ではdatasetに期限設定がつかなかったはずなので連携している場合はデータ保持期間は要注意かなと思います。データ保管料金にも関係があるのでbigqueryに連携する場合はエンジニア含めて設定は確認したほうが良いかもしれません。

あとは書き方的なものかもしれませんが、アプリが無く新規ウェブサイトへ導入する際も今なら特に何も考えずGA4のウェブデータストリーム設定が推奨で従来のGAも利用したいということであればUAも一緒にプロパティを作成するという方向性で考えた方が良いような気がします。デフォルトがそうなっていますし。

2の「GA4移行 & 新規設置マニュアル」では新規にGA4設定またはUA導入サイトでのGA4導入手順の説明となります。アプリに関しては1ページ程度しか説明がなくデバッグ説明などもないので他本またはヘルプで確認する必要があります。推奨イベントに関しては業種ごとの推奨は無くなり、獲得に関するイベントやコンバージョンに関するイベントなどのカテゴライズに一元化されたのでヘルプで確認しながら導入しましょう。(ページによってはまだ古い情報が少しだけ残っています)

3、4はざっとキャプチャと説明なので割愛。

5の「データ探索の基礎」では探索ページで出来ることだけでなく、こんな分析をしたいならこのテンプレート、のようなわかりやすさが良いですね。

6の「データ探索の応用」は短いながらもGA4におけるアドホックな分析に可能性を見いだせるような内容になっていて、自分でもやれてなかったものがあるなという気づきが得られました。

7の「追加データ取得と確認方法」は、もっと活用したい、細かい設定を行いたいというようなアドバンスドな内容が書かれています。Bigqueryエクスポートのスキーマ情報は全く一緒だけどGoogle Analytics側のヘルプにもあるので、そちらのほうが良いような気がします。知っていても読んでいて、「ここでなんでFirebaseヘルプ見ろとなるんだっけ?」と一瞬ハテナが浮かびました。

いきなりコホートのSQLをドーンと載せるところはちょっと笑いました。初心者向け本のアドバンスでこれは反省してほしい(笑)。ちなみにパッと見た瞬間、ネットでGA4が出る前のFirebase Analytics時代にエンジニアさんがネットで書いていたSQLそのままだなーと思って、自分も使っていたので既視感が強いクエリですね。

SQLでのデータ取得方法はヘルプにcookbookがあるので、それを見るのがまずはオススメです。

7日目は細かい用語含め、分からないと思う人が多そうな雰囲気があり読者を置いてけぼりとなりそうです...

本書を通じて自分がまだ活用しきれていないなぁと思う箇所があったことと、「こういう目的で利用しよう」と思っていたものが、そもそもちょっとズレているかも...と思う点もあり良い気づきとなりました。

(補足)

2021年9月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

     更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

■Google Search / Search Console

■Google Tag Manager
  • The data layer - 説明追加
    • データレイヤーは先入れ先出しで基本的には処理(データレイヤーを多用しているサイトは投げる順番なども気にしたほうが良いかも)
    • データレイヤーは一つずつ処理(並列処理はされない)
    • データレイヤーでイベントが投げられた場合、次のデータレイヤー処理の前に、そのイベントをトリガーにするタグが発火する
    • カスタムHTMLでgtag.jsベースのコードを書くな
    • 同意設定もカスタムHTMLで書くな
  • Custom template APIs
    • Object追加
  • developers側のドキュメントが tag platformサイトへ本格移行(gtag側はほぼ移行完了)
■Firebase Analytics

Google Apps ScriptでGA4のData APIベータ版から数行でデータを抽出する

Google AnalyticsデータをGoogle Spreadsheetへエクスポートすることで、簡単にレポーティングや分析を行うことができます。(データポータルを使っていてもね!

Google Apps ScriptのサービスにData APIのv1beta版が入っていたので早速利用してみました。


Serviceを有効にすればレポートデータを単純取り出すだけなら5行くらいで終わり。今回はSpreadsheetへ書き出しの部分も含めて書いてみました。


function gaDataGet() {

// 任意のSpreadsheetを指定してデータを出力する場合は必要
  const ss = SpreadsheetApp.openById('●●Spreadsheet ID●●');
  const sheet = ss.getActiveSheet();

  const property = "properties/●●自分のGA Property ID●●";
  const requestBody = {
    "dateRanges": [{"startDate": "2021-08-01",  "endDate": "2021-08-31"}],
    "dimensions": [{"name": "pagePath"}],
    "metrics": [{"name": "screenPageViews"}]
    };
  let reports = AnalyticsData.Properties.runReport(requestBody, property);

// Spreadsheetへデータのみ書き出し。今回はdimension 1つ、metrics 1つなのでindexはべた書き
  for(i = 0; i < reports.rows.length; i++){
    for(j = 0; j < 2; j++){
      sheet.getRange(i + 1, 1).setValue(reports.rows[i].dimensionValues[0].value);
      sheet.getRange(i + 1, 2).setValue(reports.rows[i].metricValues[0].value);
    }
  }
}


単純なrunReportのみの例ですが他にもいくつか種類があります。

  • batchRunPivotReports
  • batchRunReports
  • checkCompatibility
  • getMetadata
  • runPivotReport
  • runRealtimeReport
  • runReport
データを色々と出してみつつ分析効率を高めたいと思います。

(参考)REST Resource: properties

2021年8月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

    更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • [GA4] Predefined user dimensions
    • 事前定義されたユーザーディメンション追加。UAに合わせにいった感じ。
      • ブラウザ
      • 市区町村
      • 大陸
      • 地域
      • 亜大陸
      • 緯度・経度
      • OS
      • プラットフォーム
  • [GA4] 推奨イベント: オンライン販売
    • 推奨イベント追加
      • generate_lead
  • [GA4] Reports, dimensions, and metrics
    • Metrics追加 : Average engagement time per session
  • Google アナリティクス 360 ベータ版
    • ベータ版提供期間が2022年12月31日まで延長
    • 「非サンプリング データ探索」追加。360の場合は1日500億件
    • 「360 へのアップグレードまたは 360 からのダウングレード」項目が追加(8/20リリース機能)
  • 用語定義 : 権限
    • 管理画面上の変更はまだありませんが、権限名を変更しているみたい
      • ユーザー管理 -> 管理者
      • 編集 -> 編集者
      • 共有設定 -> アナリスト
      • 表示と分析 -> 閲覧者
    • 他のページもヘルプ上は権限名称をどんどん変更している
  • gtag.js API リファレンス
    • gclidに加えauidが追加。Google AdsがAWコードだからAWのuser idかな?
  • [削除]推奨イベント : 旅行
    • 推奨イベントが各業種別ありましたが、いくつかページ自体消えている。業種が変わってもイベントは一緒なものが多かったので、まとめていったと思われる
    • 推奨イベントの推奨パラメータがすべてなくなった...
  • Google Analytics Data API : Dimensions & Metrics 追加
    • dateHourMinute
    • minute
    • nthMinute
  • [新規]US限定 Phone Analytics with gtag.js
  • [新規]360ユーザ用 : Unsampled explorations (beta)
■Google Search Console

  • インデックス カバレッジ レポート
    • 何を確認すればよいか、何を確認しなくてよいかの記述が分かりやすくなった
    • こういう文章にGoogleとしての大変さが滲み出ますよね...
  • ページ エクスペリエンス レポート
    • 「データの欠落」追加。
    • リリースして日が浅いとか、ほとんどアクセスが無いとかの説明。
  • 所有者、ユーザー、権限の管理
    • 委任された所有者権限追加。確認された所有者がいなくなったタイミングで自動的に削除。
    • コンサル向けっぽいけど、以前は確認済み所有者しかなかったように思う。英語でもDelegated owner扱い。ウェブマスターセントラル画面で操作してもよく分からなかったけど、恐らくSearch Console側でユーザを追加するとOwnerになってしまい、ウェブマスターセントラル側でユーザを追加すると委任扱いになるとかそんな感じかも。
    • コンサル等にデータを見せている場合はOwner権限ではなく「委任」扱いにしたほうがよさそう
■Google Tag Manager

2021年7月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート

   更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。検索周りも構造化データなど細々と修正は色々ありますが一旦保留。SXGはGoogleとしては推進従っていますがFirefox動向とかも考えると、そこまで積極的に慣れないため保留。

■Google Analytics

■Google Search Console

■Google Tag Manager

オンラインサービス「Google Bookmarks」の終了告知

昨日気が付きましたがGoogleが提供するオンラインブックマークサービスの「Google Bookmarks」のサービスが終了するんですね。アナウンスに気づいていなかった...。7月くらいから表示はされていたんだろうか。

 

確かに「ブックマーク」というもの自体、あまりすることがなくなりましたが、エクスポートしてみたHTMLファイルデータも7000行とかあったりするし、使ってない事を考えるとこのまま消してしまっても良いかもしれない...と思いつつ、何か「ブックマーク」という一つの文化が無くなると言うと大げさですが、メンテナンスされないURLメモよりも次々と新しく出てくる洗練されたサービスを探して利用したほうが良いという気持ちもあります。

それでも「あのサイト、名前なんだったっけなー」と思った時にGoogle Bookmarksのtagで見に行ったり、検索できたのは少し便利でした。

今だと普通にブラウザのブックマーク(あまり使っていない...)の他にSlackのグループの皆がメンテナンスしているBookmarkリストをGoogle Spreadsheetで管理されているということもあります。

こういう「このサイトメモをしておこう」という、後で利用するかも分からないリストはどこでどう管理するのが適切なんでしょうね。Read Later系ツールなんでしょうか。

閑話休題

SEOまわりで「うーん」と思わせられる施策を各社サイトで見るようになると、ウェブサイトのソースコードを見ていて苦笑いするしかないですよね...dns-prefetchの山とか。「広告やる気満々だな!」というツッコミと同時に「広告非同期じゃないの?何で?」というモヤモヤ感。