※ これは根本対策になっていません。ただの個人の感想です
という注意書きをしつつ。ただの落書きとして...😂
真摯さんのブログ「Googleアナリティクスのクロスドメイントラッキングは、あなたが期待しているものとは違うかもしれない」に関し、cidがオーバーライドされるため結論は賛同しますが、途中の説明は賛同しかねると思っておりました(内容修正される予定のようです)
幅広くクロスドメイン設定すると意図せずcidが更新されて同一ユーザにも関わらず別ユーザとして計測されることで数値が滅茶苦茶になりますし、Googleも昔、注意喚起されていたように思うんですよね(記憶違いかもですが😐
ただし!それでも「管理している多くのサイトでGAのタグを入れてクロスドメイントラッキングしたいよ~😣」という場合、Cookie名を変更するという暴挙が可能です。
■cookie名を変更し、Aサイト -> Bサイトへ遷移
やりたいことは、こういうことでしょ?ということで。下のキャプチャはクロスドメイントラッキング設定した状態のAサイトとBサイトがあり、Aサイト ⇒ Bサイトへ遷移した時のcookieとそのvalueをキャプチャしたものです。(上がAサイト、下がBサイト)
今回の設定
- Aサイト: cookie名を変更したGA4ストリームIDのタグのみ埋め込み
- Bサイト: cookie名を変更したGA4ストリームIDのタグとデフォルト設定のGA4ストリームIDのタグの2つを埋め込み
※デフォルトのcookie名は「_ga」
※変更後のcookie名は「tracker_ga」
要するに...Aサイトでは tracker_ga cookieのみでトラッキングし、Bサイトでは _ga および tracker_ga の2cookieでトラッキングしている状態です。(破線は今回実装なし)
■設定方法
GA4の構成にはcookie_prefixというものが存在します。これを活用することでデフォルトのcookie名を変更することが可能です。
■なぜ非推奨?
一言で言うならば管理が煩雑になるからです。
- cookie名を変更したプロパティ側で表示されるユーザ数は正しくないため、_ga側のプロパティでユーザ数を取得する必要がある
- cookie名を変更したプロパティ側ではセッションキーイベントの計測程度にしか使えない(?)
- 別名のcookieを複数生やした時にどうなってしまうのか分からない...
cookie名を変更したプロパティはブラウザでの閲覧を禁止にしてAPI経由アクセスやLooker Studioでセッションキーイベント確認専用としたいくらいです。
ドキュメントに書いたとしてちゃんと守られるのか...という。
他にも穴があるかもしれません。
■まとめ
本番環境で実際に運用したことはありませんが、"クロスドメイントラッキングの適用は「Webサイトの一部機能が別ドメインで展開している場合」「複数ドメインだが実質的に一体化した運用のWebサイト」に留まった方がよい"という結論に完全に同意しております。
この投稿は各方面からマサカリが飛んできそうな内容ですし、恐らくこういう使い方が想定された機能ではないと思います。また有料版のサブプロパティやrollupに関しては触れたことがないので分かりません。兎にも角にも「これはヒドイ」というコメントをお待ちしております😫
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