今月発売された株式会社プリンシプル著の「Googleアナリティクス4やるべきことがわかる本」は内容が分かりやすく、GA4を積極的に活用し、ウェブパフォーマンス改善や既存顧客LTV増加を目指すことを目指すウェブマーケターに最良の書だと思いました。
本書の構成としては前後半に内容が別れており、前半は初心者でもやること、後半は中級者以上がやるべきことと定義されております。目次としては次のような感じです。
Chapter 1:概要
Chapter 2:パフォーマンス改善の基本
Chapter 3:基本的な導入設定
Chapter 4:レポートの基本
Chapter 5:ユーザーを理解する
Chapter 6:ユーザー行動を理解する
Chapter 7:集客施策を測定し改善する
Chapter 8:コンテンツの有効性を評価する
Chapter 9:サイトごとの追加設定
個人的にはChapter1~2、Chapter3~5、Chapter6以降の3つに大きく別れているような印象をうけました。上級者向けではなくGA4の機能を知り、標準レポートと探索レポートの違いや何が出来て、何が出来ないのかなどの切り分け、目的別に設定の仕方などを調べることにも向いています。
読んでよかったなと思った点は、あまり活用するシチュエーションが思いつかず最近全く触れていなかった機能に対して"こういう使い方ができる"と示してくれていたものがあった点や、例えばCVを見ることを目的にしか使っていなかったレポートに対して別の使い方も提示されていた点です。
そろそろ無料版Universal Analyticsが終了を迎えます。私個人は移行後になにかあったら困るため、1ヶ月前の6/1には移行済みですが、これから移行する方や移行してみたものの、まだ使い方がイマイチ良くわからないという方にはオススメの1冊です。
Google AnalyticsのAPI、Data APIも未だにbeta。6月から7月頭頃は、もしかするとGoogleのリリースや設定変更が加わるかもしれませんね。あまりに頻繁に細かくリリースされているため、本書でも一部少し古い部分を感じてしまう点は本当に苦しい限りです。
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