GA4では「拡張計測機能」がデフォルトONになっています。「拡張計測機能」ではコンテンツのインタラクションを自動でイベントとして収集するものです。(ヘルプ)
tl;dr
イベントやカスタムディメンションを新規に作成する場合、「拡張計測機能」がデフォルトのONになっているか、OFFになっているかで作成すべきか否かが変わります。
「拡張計測機能」を利用しない場合は、自分で「拡張計測機能」で計測されるイベントを設定する必要があります。(ヘルプ - 「イベントを無効にしてから手動で再作成する」参照)
内容
最近、人と話をしているときに「拡張計測機能」がONにも関わらず、自動計測されているイベントやカスタムディメンションを作成されているパターンをポツポツ見る気がしています。もしかすると、それが絶対必要なパターンというのもあるのかもしれませんが、普段レポートや分析をしていて必要だと思ったことがありません。
例えば最近見た事例では「事前定義」に存在する「リンクID」や「リンクテキスト」をカスタムディメンションで再定義している事例。
■「探索」レポートでのディメンション選択画面
■標準レポートのカスタマイズでの「サイズ」からディメンション選択画面
もちろん個別に作ることで何か不具合が起きる事もなく、値が上書きされるだけという理解なので設定しても良いかもしれません。
ただ、カスタムイベントやカスタムディメンションは無料版の場合50個制限など、作成できる上限が決まっているので個人的には「拡張計測機能」がONであれば自動収集イベントやそのパラメータまで設定する必要はないと思います。
カスタムディメンションだけならまだしも、イベントも作成すると後々面倒なことになる場合があります。(私は自分で作成したものをレポートに使用してしまっているため1プロパティで過去の負の遺産を消すべきか否か迷っています)
まずは「拡張計測機能」のON/OFFで、その後の設定の手順が変わるのでウェブ上の解説ドキュメントが自社サイトの設定に合っているかどうかは確認する必要があると考えています。GA4は面倒な点が多いと思われがちですが、実はそんなに大変な事はないのです。(データまわりには未だに苦しんでいますが)
カスタムイベントやカスタムディメンションの作成時には既に存在していないか、既にデータの取得ができていないか、レポートを作成してみてデータが抜けていないか等を確認されることを推奨します。
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