Google Analyticsのサイト速度・ページ速度のサンプリングレートを10%以上にあげることも可能

Google AnalyticsにはHTML5のNavigation Timing APIを利用して、ユーザー環境における実際のページ表示速度、サイト全体における表示速度を計測する機能があります。


以前はユーザーのサンプリングレートが10%だったと記憶しているのですが、現在はデフォルトのサンプリングレートが1%に変更されています。

この辺りは情報を追いかけられていなかった自分の失態ですね。
Google 側のヘルプを見ると

setSiteSpeedSampleRate()

の利用を推奨しておりますが、

【非同期版】(サンプリングレートが5%の場合)
_gaq.push(['_setSiteSpeedSampleRate', 5]); 
※trackpageviewの前に書く

【Universal Analytics版】
ga('create', 'UA-XXXX-Y', {'siteSpeedSampleRate': 5}); 

Google Tag Managerの場合は単純に「5」という数字を入れるだけのボックスがありますので、そこでリリースが可能です。

で、このサンプリングレートですが、値のレンジを調べてみるとGoogleの資料には0~100まで指定することが出来ると書かれてありました。

今まではNavigation Timing APIに対応していないSafariなどもありますので、大規模サイトではそれなりにサンプリングデータが取れたとしても、小~中規模サイトではサンプリング数が少なくデータによる上下の振れ幅が大きかったのですが、このサンプリングレートを上げることで中規模サイトぐらいでも安定して数値を取得することができますね。

今は個人的にテスト中なのですが100%のサンプリングでデータをとっています。

Analytics側からサンプル数のカラムが無くなってしまったようなのですが、数値の安定性という面で検証していこうかと思います。


【非同期版】(サンプリングレートが100%の場合)
_gaq.push(['_setSiteSpeedSampleRate', 100]); 
※trackpageviewの前に書く

【Universal Analytics版】
ga('create', 'UA-XXXX-Y', {'siteSpeedSampleRate': 100}); 

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