Google Tag Manager(GTM)を利用してGoogle Analyticsのインタレストカテゴリを有効にするのに1週間悩んだ・・・笑い話

Google Analyticsに新しく追加された「インタレストカテゴリ」。

Doubleclickのクッキー情報を利用することで年齢や性別など、ユーザーの詳しい情報が分かるようになる。そして年齢ごとの行動パータンやバナー露出などへも展開がどんどん広がっていくという代物ですが、1週間ほど前からポツポツと利用可能なアカウントが出てきました。

すぐに利用したいと思って、Google Tag Manager経由でチェックボックスをONに。

参考にしたのはGoogleの中の人のサイト

文章で言うとこれですよ。

「Please note that if you use Google Tag Manager, you should select "Add Display Advertiser Support" in your Google Analytics tag template」

つまり、GTMの中でAnalyticsのWeb Property IDを入力するボックスのすぐ下、「リマーケティングなどのディスプレイ広告主向けの機能を有効にします。Google アナリティクス ヘルプセンターでリマーケティングの詳細について確認し、お客様のプライバシー ポリシーに対する影響を把握してください。」にチェックを入れるだけで完了。

そして、「出来た♪」と思いながら毎日眺めていたのですが、どうしてもグラフが見えない。。。

毎日、「トラッキングコードを確認」のボタンをクリックしてもダメ・・・


gtm.jsで吐かれているソースをみると、ちゃんとdc.jsが存在している。。。


他の仕事も忙しかったので放置気味だったのですが、やっと分かりました(笑)

いつもの英語版ヘルプにだけ書かれているパターンなんですね。



Skip validation」ですよ。

GTMで設定した場合は「確認をスキップ」ボタンを押せと。

「確認をスキップ」ボタンの横に「この警告を常に無視する場合にクリック」と書かれているから、押したらもうインタレストカテゴリが使えないのでは?と、まぁそこまでではないにしても同じくらい押してはイケないものだと思っていました。。。

まぁ、データは「有効化」した時から入っているので良かったのですが、こんな些細な事で1週間も(笑

補足

ちなみに、1サイトで複数のWeb Property IDで計測を行っていて、そのIDの一部がインタレストカテゴリ有効、その他はまだインタレストカテゴリがリリースされていなかった場合、計測データ的に問題はなさそうなのですが、Chromeの拡張「Tag Assistant」で見ると「Detected both ga.js and dc.js scripts which will make tracking ambiguous.」のエラーが出ます。

ヘルプにある通り、データの信頼性が揺らぐ事になりますので、その場合はインタレストカテゴリを有効化しないほうが良いでしょう。


補足2

Analyticsを見ていて、かつインタレストカテゴリのデータを見ている人であれば分かるかも知れませんが、年齢や性別、興味のある分野などの情報をサイト運営者へ通知されています。

このインタレストカテゴリのデータ取得に伴いサイトのプライバシーポリシーが変更されている事もあるでしょうが、ポリシーを変更する必要がないという企業も多いと思います。

この情報はもちろん、オプトアウト可能です

Google アナリティクス オプトアウト アドオンを入れるなど、必要に応じてオプトアウトもご検討ください。

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