リアルタイム・マーケティング 生き残る企業の即断・即決戦略
「何かが起きるつどリアルタイムでその情報をつかめば、途方も無い競争優位につながる。ただし、情報の活かし方を知っていれば。」
リアルタイムに情報が取得出来るようになり、またそのデータを活かすことも殺すことも出来るというのが現在のインターネット環境です。そのリアルタイム情報をどのように活かすかが重要となっており、そのためのツールが多く出てきています。しかしながら、未だに分析という立場の人間が少なくデータが役立てられていないというのが現実だと思います。特に複数の解析手段を提供しているからこそ、自分にとって都合の良いデータを取るということもあり得るでしょう。
リアルタイムツールとしてTwitterやFacebook等のソーシャルメディアをマーケティングに活用しているという企業も多いと思いますが、それはツールに過ぎず、ほんとうに必要なのはその情報から発展させた発想です。
コカ・コーラ曰く、「これまでの『コミュニケーション』と『マーケティング』の垣根が低くなってきて」いる時代だと思いますが、その中でリアルタイムのマーケティングとPRを実践し、さらにリアルタイム営業を実現するための仕組みを設ける必要があります。
ネットに常時つながった世の中でのデータを活かす技術も多数出てきており、その例となるリストも掲載されています。今後は「顧客のペース」に合わせた対応、顧客のニーズに即応する形での情報提供を行なっていく事や、チャンスが逃げないうちに行動することなど、リアルタイムというタイミング(When)を重視した戦略が重要になってくる事でしょう。
もちろん、それは新しく入ってきた領域であるので、本書内で述べられているウェブのリアルタイム性を用いたマーケティングに至るまでの、2000年から台頭してきたSEOやその後発展した口コミ情報等、中長期のものと合わせ、それと同等またはそれ以上に重要視しても良い領域へと今後発展していくものと思われます。
リアルタイム・マーケティング 生き残る企業の即断・即決戦略
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