Adplannerのユニークユーザー計測方法が変更

マーケティング担当者なら誰もが知っているAdplannerですが、Unique Visotors(Users)の計測方法が変更されたようです。
この影響で、ユニークユーザーが前月までよりも、ほとんどのサイトで上ブレしています。

ちょうどデータが更新されていたので、前月の他社動向分析をしていたのですが、estimated cookiesよりも計測方法がかなり分かりづらい部分ですよね。私だけかもしれませんが。

estimated cookiesはクッキーベースの評価ということですが、恐らくtracking cookieもある程度関係あるのかなぁと思ったりしています。ただ、usersの方は視聴率調査という位置づけでしたが、Googleの発表を見る限りはアルゴリズムなんですよね。日本では最近でも視聴率という位置づけですが、実際、それほど大きくデータが外れているわけではないので、今後も視聴率として取り扱って特に問題はないでしょう。

GoogleがGrouponと同様のサービスGoogle Offersを開始

GoogleがGrouponを60億ドルで買収しようとしたのは記憶に新しいのですが、ついにGoogleが地域を限定してGoogle Offersを開始しました。まだサービスはミニマムで、メール通知のみという内容です。



GigaOMによれば、GoogleはGoogle Placeを通じて募集をかけているとのこと。実際のGoogle取り分は不明のためGrouponに対し、どの程度競争力があるのかは分かりません。一方のGrouponはGroupon Nowを通じてタイムセールやロケーションベースのサービスが開始されているのと、Facebookはソーシャルグラフを活用したコマースへ積極的に乗り出しているので、それに対するGoogleサービスは見劣りしてしまいます。

Panda Update(UK) : Who got two black eyes from Google?

ちょっと視覚的に面白かったので。(こちらの記事)


The panda update was one of the first algorithm updates to actively survey 'real people' and use their input and quality assessment to benchmark it's algorithm.

Whilst the data visualization below is not an indicator of any traffic reduction to those sites (many are upbeat and defiant about the impact of the panda update on their business), it is a useful indicator of where Google's latest algorithm has focussed it's efforts.

どんなサイトが一番Panda Updateの影響を受けるか。。。というのを示した図です。
(PDF版)

Foursquareが次に目指す物はレコメンデーション

言わずと知れたGeoLocationサービスを提供するFoursquare。日本にも大きな影響を与えましたがGigaOMさんの記事によればFoursquareが次に向かうのはレコメンデーションサービスということです。現在は、自動チェックイン機能を開発中ということですが、Foursquareのサービスがその人の歩行速度を把握し、オススメのレストラン等を表示するというもののようです。

Foursquareといえば、最近の海外調査結果をみると、何度も同じ場所に行くことによって獲得するバッジを目的としている人は非常に少なく、多くの人にとっては人との繋がり、友人のお気に入りの場所、旅行計画の助けを目的としています。

(出典:MARKETING PILGRIM)

今回のレコメンデーションサービスはこの調査結果の大部分にアプローチ出来るのかどうかという点では疑問ですが、レコメンドする店舗の質や評価が反映してくれば別でしょう。

iPhoneでも可能なのだと思いますが、Android端末でGoogleが提供しているサービスはチェックイン、自動チェックイン、過去履歴の管理部分です。その意味において二番煎じながらGoogleのサービスのほうが一枚上手なのかもしれません。GoogleのHotSpot機能を利用すればレコメンデーションでも、ある程度フィルタのかかったスポットの紹介が可能だからです。Google Place機能を提供している点から考えれば、Googleはレコメンデーションサービスの提供には消極的と考えられますが、機能を統合する可能性もあります。

[Google Adwords]ランディングページの規約違反ステータス「Site Suspended」

Google AdwordsブログによればAdwords画面において規約違反に該当するキーワードについてはStatusを「Site suspended」とし、広告は表示されないこととした。



広告が安全かどうか、信頼に足りるかどうかを自動的に判断し、ガイドライン違反については厳しく対処するというもの。

Google Social Search アップデート

GoogleはSocial Search機能をアップデートしました。
Social Search機能はデフォルトではOFFに設定されていますが、ONにするには、Googleの「Account settings」画面から「Connected accounts」のリンクを選択します。



その画面からFacebook,Flicker,LinkedIn,Quora,Twitter,yelpといったサイトを登録します。
一度登録すると、友人がウェブ上でシェアしたコンテンツに関連したキーワード検索を行った場合、検索結果に友人のツイートが表示されるようになります。



Googleの+1といい、Pandaアップデートといい、コンテンツファームに対して厳しく対応しているだけでなく、検索結果が人それぞれ変わってくる事から、今後はSEO対策ではなく完全にソーシャルメディアへの対策へ舵を切らなければならなくなる可能性があります。もちろん、ソーシャルメディア上の情報だけが表示される検索結果ではないので、SEOが効果を失うことはないでしょうが、ソーシャルメディアとともにバランスをとりながら対策を打ち出していく必要があるでしょう。

また、Googleとしては先程の「Connected accounts」画面でユーザーが選択出来ることで、各個人が情報の制御を行うことが出来るため、MicrosoftのBingとは異なる戦略をとっています。BingではFacebookとTwitterだけのところを、Googleは更に多くのサービスへ範囲を広げています。あとは、デフォルトでOFFになっている事と、管理画面へのリンクがやや分かりにくいと思われる事で、急激に利用者が増えたり、現在の検索順位がユーザーごとにバラバラになってしまうという事は少ないと思われます。

海外で日々調査され続けているPandaアップデートでは、特に大量商品を取り扱うEコマースサイトで影響が出るのではないかという予測も出てきております。それは、売り文句や商品が他サイトと被る事から、複製サイトと見なされるのではないかという憶測から発生しています。実際にEコマースサイトに影響がでていれば、そろそろレポートが出てきてもおかしくないと思いますので、個人的にはそれほど大きな影響はないのではないかと考えてはおりますが、油断は出来ません。

<追記>
Social Searchではウェブ解析側から見ると検索エンジン経由で見えることが一番難しくするポイントのような気がします。検索エンジン経由での訪問におけるキーワードを抽出し、そのキーワードの単純な検索順位を分析。50位外であれば、ある程度Social Searchのフィルタを通っている等、何か一定の基準を設けておく必要があるかもしれません。

[Google Spreadsheet]ある文字列を含むリストを表示させる

エクセルまたはGoogle Spreadsheetで部分一致検索を行う場合、ちょっと迷ったりしませんか?
vlookupだとうまく当たらない事しか経験したことがなくて、ちょっとSpreadsheetで作ってみたので公開します。といっても、キーワード設定が必要なパターンですが、あるキーワードにマッチしたリストを自動的に表示するというものです。
数式が汚いのでちょっと整理しないといけませんが、ご参考になればと思います。

Spreadsheetはこちらです

<使い方>

◆簡単な説明
1.dataシートに元データが入りますが、そこで検索用キーワードをセットします。
2.「result」シート(上のキャプチャ)の「Search Keyword」にキーワードを挿入すれば、下に該当キーワードがセットされたリストが自動的に表示される。

という流れです。
別にフィルタで十分ってこともありますが、Spreadsheetの場合、なぜかフィルタをかけた結果2,3行のデータをコピーしようとすると、コピー範囲がフィルタ前データで1000セル超えている場合、1000セル超えのエラーが出てしまうわけです。。。
そのうち改善されるとは思うのですが、すぐには難しいので、こんなシートもあれば便利かなぁと思いました。

※汎用化させるため、indirect関数を用いたりしているので、列等を追加する場合はご注意ください。