以前は毎月アップデートを見ていたのですが、ここ何年も全く見ていなかったので再度。Google Analytics等のGoogleツールに関する気になった仕様変更やドキュメントの変更等をまずは2020年5月分で見ていこうと思います。
Google Analyticsドキュメントの2020年5月変更
アナリティクス360のサンプリング閾値が100万セッションから1億セッションへ
有料の360版は選択した期間でビュー単位のセッション数が1億件以上へ変更されたようです。従来の100万から100倍増加しましたがPCのメモリ増加やChrome等ブラウザ側が多少は大きなデータでも落ちたりせず安定化しているからかもしれません。
参考
GDPR等個人情報に関するデータのアップデート
データに関してはいくつかアップデートがあったようです。
- 広告パーソナライズ設定でAdwordsとリンクしAnalyticsデータを用いたオーディエンスターゲティングに関しパーソナライズを無効化できるようです。
- 「管理者間のデータ保護に関する条項」が追加。Google Analyticsの場合はGoogleがデータの処理者としての立ち位置で整理されていますが、「Googleのプロダクトとサービス」で各種Googleサービスとデータを共有した場合、処理者ではなく管理者という立場になるようです。この部分はちょっと気になるところ。社内法務に一旦軽く確認したほうが良さそうな、そんな気がしました。
参考
その他Google Analyticsのドキュメントに関して新設のページ等もありましたが、大きな変更はなさそうでした。
Google Search Consoleドキュメントの2020年5月変更
解決可能なURLに関するアナウンス
クローラーがクロールする際、アンカーリンクで辿ることが出来るか出来ないかという説明は書かれていましたが、アンカーリンクでもjavascriptを用いた遷移は辿ることが出来ないという記述が増えました。
#
に関しては意図がイマイチ分かりませんが、単純に #
だけだとページTOPに戻るだけになるので、それを辿らせる意味もイマイチ分からないなぁと思います。とはいえページトップに飛ばしたい場合はちゃんとidを指定して上に飛ばすのが良いということなんでしょうかね。
参考
Web Vitalsまわりはドキュメントも大きく変更
5月といえばWeb Vitalsなんでしょうね。
ドキュメントを見ると以前はFCPとFIDに関して書かれていたのですが、このタイミングでFIDとLCP、CLSの3指標に切り替わっています。ユーザにとって快適なウェブを提供するという意味ではどれも重要な指標です。
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