1日目
少し時間が空きました。最近、Analyticsを使ったユーザ分析を色んな側面からアプローチしているところですが、数字を見ながら仮説、予想をたてて、数字を取得し検証してみるという流れを繰り返し、繰り返し。思わぬ発見もありますが、これがなかなか根気のいる作業。
ただ、一回は影響がないと思えても、全てのデータを取得しておくことが必要だと考えています。適切なKPIの認識だけでなく、顧客の行動や心理がなんとなくでも分かるようになり、ウェブページ構成を考える上で必要となるペルソナの確定にとても重要なデータをもたらします。
今回からはAnalyticsの目標設定や、業種によって異なるレポートになってくる場所なので、本当に参考までとなりますがご紹介します。
【目標到達プロセス】
このシートでは、予め登録している目標設定の到達率(離脱率)を把握するためのシートです。
参考シート
今回のシートでは「注文」と「会員登録」の2つの目標設定を事前に行なっているという前提で話をします。
さて、目標に関するデータの取得方法から始めましょう。
目標に関しては、設定したページのどこで最も離脱が発生しているのかという事を見ることも重要ですが、EFO対策を実施している最中だったり、特段直近で対策を打つ予定がないのであれば、このシートのように到達率という形で、その値が異常値でないかどうかの監視のみをするだけで良いと思います。
では、早速。
Googleのリファレンスを見ると、今回、目標番号の合計開始数を見たいので、「goal(n)Starts」を使います。
これは、目標1であれば「goal1Starts」、目標2なら「goal2Starts」となります。目標番号は、Analyticsを開いて、「コンバージョン」メニューを開くと、「ユーザーが達成したコンバージョン数」のところに、事前に設定した「目標1:~」のような記載があると思います。この数値が目標番号です。
getGAdata(C1,C2,"ga:goal1Starts",B4+1,B5+1,,,,,)
のような形で使います。
次に、終了プロセス数ですが、今度は完了数ということで「ga:goal(n)Completions」を使いましょう。
前と同様に目標1なら「ga:goal1Completions」となります。
真ん中にある四角は、視覚的に見せるためのメーターです。
ここは、色んな見せ方があると思います。私は簡単に、10%区切りでメモリを作って、10%超えるごとに色を付けていくという方法です。
さて、次にあげた購入に直結しているランディングページ、カート投入上位は、どうやってフィルタをかけるかが重要になります。用意したスプレッドシートでは右下の「購入につながるランディングページ」はページのカテゴリ別、右下にある「購入直結ランディングページ」は具体的なページ別の上位を示しています。書き方はお任せしますが、大きく分類で見る方法(森)と、細かくページを見る方法(木)の2種類を用意しています。
上位10ページでは足りない事もあると思いますが、見せる対象者によって変化させて良いと思います。急に売れ始めた商品やカテゴリがわかれば良い、または今一番うれている物がどんなものなのかが分かれば良いと考えるなら、この程度で良いでしょう。まず、詳細に分析する時間が、通常取れないと思いますし。
このあたりは考え方を学んでいただければ良いです。そして、ここがわかれば、あとは自由自在に数値を取得出来るようになるでしょう。
まずは、どうやってデータを取ればいいのかを考えてみてください。
購入であれば、一つはサンクスページを中心に考えるというやり方があります。
フィルタでサンクスページを閲覧した対象のランディングページを上位10ページ並べるという方法はどうでしょう。
式を組み立てる場合、Googleが提供する有効な組み合わせを参考にしてみるのもいいでしょう。
これを見ると、ディメンションカテゴリで「ga:landingPagePath」を指定した場合、有効な統計情報は「ga:visits」等を除くとされています。試しに、visitsを指定するとデータが取得できませんが、ga:pageviewsを指定するとデータが取得できると思います。
したがって、こんな方法はどうでしょう?
getGAdata(C1,C2,"ga:pageviews",B4+1,B5+1,"ga:pagePath=~<サンクスページ>","ga:landingPagePath",,TRUE,10)
サンクスページに来た人でフィルタをかけて、その人達のランディングページをPV上位順に10個並べる。という式ですね。残りの部分についても式を考えてみてください。
<補足 : Google Analyticsの分析は正規表現を理解していることを推奨します>
今回Spreadsheetを使って数字をどんどん好きなように取得していますが、これをマスターしてもWeb版のAnalyticsから離れられるわけではありません。Webとのデータ照合という意味だけでなく、Webの方が簡単に習得できる場合があるからです。
そして、次回話が出来ればと思いますが、Google Analyticsから大量データを取得する場合もWebが必要です。
そこで、大規模サイトになればなるほど、正規表現を覚える必要が出てきます。正規表現についてはGoogle Analyticsのヘルプを参照いただければと思いますが、これを利用すれば的確に、データを取得出来るようになります。
Analyticsでフィルタをかけるときは、普段から正規表現で書いておきましょう。
例えば。。。
/shop/111111/index.html
/shop/222222/index.html
というページがあっても、正規表現で
\/shop\/([0-9]*)\/index\.html
または
\/shop\/(.*)\/index\.html
と書ければ、まとめてデータを取得できます。
[0-9]は、0から9の任意の数字、*はワイルドカードで直前のアイテムを0回以上繰り返す事をしめすので、要するに数字が任意の数入っているという事を示します。
正規表現を利用して、分析データを簡易に素早く取得出来るようにしましょう。
少し時間が空きました。最近、Analyticsを使ったユーザ分析を色んな側面からアプローチしているところですが、数字を見ながら仮説、予想をたてて、数字を取得し検証してみるという流れを繰り返し、繰り返し。思わぬ発見もありますが、これがなかなか根気のいる作業。
ただ、一回は影響がないと思えても、全てのデータを取得しておくことが必要だと考えています。適切なKPIの認識だけでなく、顧客の行動や心理がなんとなくでも分かるようになり、ウェブページ構成を考える上で必要となるペルソナの確定にとても重要なデータをもたらします。
今回からはAnalyticsの目標設定や、業種によって異なるレポートになってくる場所なので、本当に参考までとなりますがご紹介します。
【目標到達プロセス】
このシートでは、予め登録している目標設定の到達率(離脱率)を把握するためのシートです。
参考シート
今回のシートでは「注文」と「会員登録」の2つの目標設定を事前に行なっているという前提で話をします。
さて、目標に関するデータの取得方法から始めましょう。
目標に関しては、設定したページのどこで最も離脱が発生しているのかという事を見ることも重要ですが、EFO対策を実施している最中だったり、特段直近で対策を打つ予定がないのであれば、このシートのように到達率という形で、その値が異常値でないかどうかの監視のみをするだけで良いと思います。
では、早速。
Googleのリファレンスを見ると、今回、目標番号の合計開始数を見たいので、「goal(n)Starts」を使います。
これは、目標1であれば「goal1Starts」、目標2なら「goal2Starts」となります。目標番号は、Analyticsを開いて、「コンバージョン」メニューを開くと、「ユーザーが達成したコンバージョン数」のところに、事前に設定した「目標1:~」のような記載があると思います。この数値が目標番号です。
getGAdata(C1,C2,"ga:goal1Starts",B4+1,B5+1,,,,,)
のような形で使います。
次に、終了プロセス数ですが、今度は完了数ということで「ga:goal(n)Completions」を使いましょう。
前と同様に目標1なら「ga:goal1Completions」となります。
真ん中にある四角は、視覚的に見せるためのメーターです。
ここは、色んな見せ方があると思います。私は簡単に、10%区切りでメモリを作って、10%超えるごとに色を付けていくという方法です。
さて、次にあげた購入に直結しているランディングページ、カート投入上位は、どうやってフィルタをかけるかが重要になります。用意したスプレッドシートでは右下の「購入につながるランディングページ」はページのカテゴリ別、右下にある「購入直結ランディングページ」は具体的なページ別の上位を示しています。書き方はお任せしますが、大きく分類で見る方法(森)と、細かくページを見る方法(木)の2種類を用意しています。
上位10ページでは足りない事もあると思いますが、見せる対象者によって変化させて良いと思います。急に売れ始めた商品やカテゴリがわかれば良い、または今一番うれている物がどんなものなのかが分かれば良いと考えるなら、この程度で良いでしょう。まず、詳細に分析する時間が、通常取れないと思いますし。
このあたりは考え方を学んでいただければ良いです。そして、ここがわかれば、あとは自由自在に数値を取得出来るようになるでしょう。
まずは、どうやってデータを取ればいいのかを考えてみてください。
購入であれば、一つはサンクスページを中心に考えるというやり方があります。
フィルタでサンクスページを閲覧した対象のランディングページを上位10ページ並べるという方法はどうでしょう。
式を組み立てる場合、Googleが提供する有効な組み合わせを参考にしてみるのもいいでしょう。
これを見ると、ディメンションカテゴリで「ga:landingPagePath」を指定した場合、有効な統計情報は「ga:visits」等を除くとされています。試しに、visitsを指定するとデータが取得できませんが、ga:pageviewsを指定するとデータが取得できると思います。
したがって、こんな方法はどうでしょう?
getGAdata(C1,C2,"ga:pageviews",B4+1,B5+1,"ga:pagePath=~<サンクスページ>","ga:landingPagePath",,TRUE,10)
サンクスページに来た人でフィルタをかけて、その人達のランディングページをPV上位順に10個並べる。という式ですね。残りの部分についても式を考えてみてください。
<補足 : Google Analyticsの分析は正規表現を理解していることを推奨します>
今回Spreadsheetを使って数字をどんどん好きなように取得していますが、これをマスターしてもWeb版のAnalyticsから離れられるわけではありません。Webとのデータ照合という意味だけでなく、Webの方が簡単に習得できる場合があるからです。
そして、次回話が出来ればと思いますが、Google Analyticsから大量データを取得する場合もWebが必要です。
そこで、大規模サイトになればなるほど、正規表現を覚える必要が出てきます。正規表現についてはGoogle Analyticsのヘルプを参照いただければと思いますが、これを利用すれば的確に、データを取得出来るようになります。
Analyticsでフィルタをかけるときは、普段から正規表現で書いておきましょう。
例えば。。。
/shop/111111/index.html
/shop/222222/index.html
というページがあっても、正規表現で
\/shop\/([0-9]*)\/index\.html
または
\/shop\/(.*)\/index\.html
と書ければ、まとめてデータを取得できます。
[0-9]は、0から9の任意の数字、*はワイルドカードで直前のアイテムを0回以上繰り返す事をしめすので、要するに数字が任意の数入っているという事を示します。
正規表現を利用して、分析データを簡易に素早く取得出来るようにしましょう。