GDPR等に関連してCookie等によるトラッキング許諾をCookiebot等の同意ツール(CMP)を利用されているパターンも多いかもしれません。今回はウェブサイトに同意プロンプトを出すのではなく、日本以外はトラッキングを拒否、日本ではトラッキングを許可する方法としてGoogle Tag Managerのテンプレートからsimo ahavaさんのConsent Modeを利用してみます。このテンプレートは、Googleのオフィシャルページで紹介されているカスタムテンプレートコードとは少しコードが異なりますが、デフォルト設定もアップデート設定も可能なものとなっています。同意タイプについては、いくつか種類があります。ad_storageanalytics_storagepersonalization_storage広告、トラッキング、レコメンドに関連するストレージなどを、それぞれ設定することができます。※以下の内容は検証内容も含め、この設定で問題ないだろうと判断していますが念のため、各個人でも検証をお願いします。■今回のゴール日本以外からアクセスされた場合はトラッキング等のストレージを一切拒否、日本からアクセスされた場合のみトラッキング等を可能とする■事前設定...
GA4のレポートを積極的に活用したいなら「「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」がオススメ
今月発売された「「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本」を読みました。GA4が旧UAのセッション単位分析からユーザー単位に変わることでのメリットやすべてイベントでのデータ取得となったことによる概念統一等、変化によるメリットにも言及されています。なかでもレポートの有用度、利用頻度を可視化していることによって、デフォルトのレポートで、何を見ればよいかだけでなく、見方や分析の仕方等、活用面にも多く触れられている点はとても良かったです。何ならGA4の試験対策として活用してみても良いのではないか?と思った次第です。また探索レポートで利用する「セグメント」の説明も充実している点で、WEB・アプリ分析時に多く利用・活用するであろう「セグメント」の設定について理解を深められるという実践的な面でオススメです。【本の内容補足】レポートのother表示に関しては200万行の話とは別に「高基数ディメンション」概念が存在するので注意User...
2022年9月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート
更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。■Google AnalyticsEnhanced measurement events「拡張計測機能」に「Form interactions」が追加。「form_start」「form_submit」イベントが取得できるようになるAutomatically collected events自動収集イベント一覧に「form_start」「form_submit」が追加データ...