2023年4月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

   以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

GoogleタグIDは気づいたら `G-` 始まりから `GT-` 始まりに移行してそうですね。イベントまわりで正規表現を利用している場合はWEBパフォーマンスに直結しているということなので、その点は見直してみようと思います。

■Google Analytics

■Google Tag Manager

[GA4]コンバージョンのSession/Eventごとカウント

 コンバージョンイベントの計測方法がイベントごとにカウントするか、セッションごとにかうんとするか選べるようになりました。

セッションごとに1回の設定とした場合は、1セッション中に3回コンバージョンイベントが発生しても1回として計測するもの。

■設定

1. 「管理」>プロパティ>コンバージョン

2. コンバージョンリストから、カウント方法を変更したいコンバージョンイベントの三点リーダーから変更画面へ


3. カウント方法を変更する



UAとGA4でコンバージョン計測の方法が違ったために検証が出来なかったり、数字の正しさに不安を持つ方も、この変更である程度疑問が解消されるかもしれません。


2023年3月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

  以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • アカウントの構成例
    • 各アカウントで作成できる最大プロパティ数 100 -> 2000 👀
    • viewが作成出来ない分、一気に増やしたのでしょうか
  • サブプロパティについて
    • サブプロパティ作成上限なし -> 最大400個
    • アカウント上限のプロパティ数は100 -> 2000
  • 自動収集イベント
    • page_locationの上限 420 -> 1000 👀
    • まさか以前日本語ヘルプで1000に書き換えられたのが先走った更新だったのか、英語ヘルプ側が間違って更新されたのか...
  • (新)カスタム チャネル グループ
    • 待ってました...Unassignedからほぼサヨナラしました。
    • 良い点としてUAと同様過去データにも適用された点です
    • 簡単なブログを投稿しました
  • イベントの収集に適用される制限
    • 「イベントあたりのアイテム スコープのパラメータ」追加。最大27個のアイテム単位カスタムパラメータ
  • 割り当て
    • クレームが多くて早めに対処されたのでしょうか?
    • 上限が標準プロパティで1250、360プロパティで12500だった部分が全て1750、17500へ増えています。
      • 1 プロジェクト、1 時間、1 プロジェクトあたりのコアトークン
      • 1 プロジェクト、1 時間、1 プロパティあたりのリアルタイム トークン
      • プロパティごとの時間ごと、プロパティごとの目標到達プロセスのトークン
■Google Tag Manager
  • 既存のタグ設定を分析する
    • 「接続先サービスを表す Google タグの接頭辞」が変更されています
    • 色々これについて調べていたのですが、ちょっと内容が理解できず。。。
    • 確かに現状GA4のGoogleタグページにGTで始まるIDが記載されており、GA4のヘルプでもGTのタグについて触れられている部分はあるのですが...
  • タグ プラットフォーム ラーニング センター
    • 学習コンテンツが追加されたようだ

カスタムチャネルグループを設定してレポートに表示する

 2023年3月にやっとUAに存在していた「カスタムチャネルグループ」が実装されました。今まではデフォルトチャネルグループのみだったので、UA時代にカスタムチャネルを利用していた場合、GA4では全て「Unassigned」と表示されてしまいます。

解決する方法はGTMなどを利用して置換するなどしなければなりませんでした。またGoogle側からカスタムチャネルグループのリリース準備があると思ってもいなかったので、ギリギリまで待って実装されなかったら置換しようかと考えていました。

■設定

1. 設定するには、プロパティの管理画面「データ設定」から「チャネルグループ」を選択し、「新しいチャネルグループの作成」から作成


2. 新しいカスタムチャネルグループの名前を付けます


3.「新しいチャネルを追加」からチャネルを追加します


4. 「グループを保存」します。

5. 「チャネルグループ」に追加されていることを確認します


6. ライブラリのレポート、ディメンションに追加されているので追加したいレポートのディメンションに設定します。紛らわしいですが「トラフィックソース」内にあるカスタムディメンションを選択する事になります。


7. 現状のレポートを上書きするか、新しいレポートとして保存して利用してください

UAと同様に過去データも含めてキレイに見えたのが非常に良いですね。

2023年2月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

 以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • 内部トラフィックの除外
    • 「ステップ 2: データフィルタを作成する」追記
  • アナリティクスでイベントを変更、作成する
    • 書いている内容自体への変更はありませんが、だいぶ項目がスッキリしたので読みやすく、調べやすくなっています。
  • Custom dimensions and metrics
    • カスタムディメンションのベストプラクティス。別のページにも以前記述がありましたが高基数に該当するようなカスタムディメンションやカスタムメトリクスを作成する悪影響について書かれています。(セッションIDやタイムスタンプなどなど)
  • ユーザー エンゲージメント
    • エンゲージメント時間の計測方法が詳細掲載されました
    • 前イベントから1秒未満の場合イベントが送信されないという記述が無くなった点は気になります
  • Data quality
    • データサンプリング表示ステータス追加。極端に少ないサンプルとなった場合の表示「Heavily sampled exploration」の説明追加
  • 各標準レポートのディメンション・メトリクスに表示される項目一つひとつの定義やデータ収集方法の記載追加
  • デフォルト チャネル グループ
    • mediumに「retargeting」をセットした場合も広告系チャネルに分類されるようになった
  • ウェブサイトでの Cookie の使用
    • 最新のブラウザファーストパーティCookieの取り扱い方に関する注釈が入った
    • 「ブラウザには、ファーストパーティの Cookie の有効期限が設定されています(Chrome の場合は最大 400 日間、Safari の場合は最大 7 日間)。ユーザーが有効期間中にサイトを再度訪問しない限り、ファーストパーティの Cookie の有効期限は延長されません。」
  • カスタム イベント
    • カスタムイベントに関するDebug Viewとレポーティングに関し、「カスタム イベントに関するレポート」「カスタム イベントのパラメータに関するレポート」項目追加
  • URL builders: Collect campaign data with custom URLs
    • UA用のutmパラメータは少なくとも utm_source / utm_medium の2パラメータが必要だが、GA4に関してはutmパラメータはいずれか1つアレば良い(以下本文)
    • 「If you're setting up URL parameters for a Universal Analytics site, then you have to add at least utm_source and utm_medium.
    • If you're setting up URL parameters for a Google Analytics 4 site, then you have to add at least one utm parameter, but you can add any utm parameter.」
    • 今までURL Builderツールを見ながらUAでは3つ、GA4では2つと理解していたけど間違いでした
  • About attribution and attribution modeling
    • 「Cross-channel last click」と「Last non-direct click」は同一指標。今後名称は「Cross-channel last click」で統一
  • Universal Analytics is going away
    • UAからGA4への移行をうながす文言のレベルがrecommendからより強くなった
    • We strongly encourage you to make the switch to Google Analytics 4 as soon as possible.
  • BigQuery Export スキーマ
    • RECORDごとに項目の概要説明追加
  • Analytics dimensions and metrics
    • いくつか指標の算出方法追記
    • Purchase revenue = purchases + in-app purchases + subscriptions - refund
    • Item discount amount = discount x quantity
    • Item revenue = price x quantity
    • Total revenue = purchases + in-app purchases + subscriptions + ad revenue
    • Bounce rate = not engaged sessions / total sessions
    • Engagement rate = engaged sessions / total sessions
    • Views per session = (screen_view events + page_view events) / total sessions
  • Access and data-restriction management
    • 「Analytics-Ads linking」項目追加。AdsとAnalyticsをリンクした際にAds権限に応じてAnalyticsのどの権限でロールが追加されるのか
      • Administrator -> Editor
      • Standard -> Marketer
      • その他 -> Viewer
  • Google Ad Manager integration
    • Ad Managerと連携することで以下指標が取得される
      • ad_click
      • ad_impression
      • ad_query
  • 自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティ
    • 3月からGA上でGA4プロパティ未作成の場合、自動で作成される旨のアナウンスが表示されていますが、個人的に事故になりそうな記述として以下のものがある。
    • 「GA4 プロパティを作成済みで、そのプロパティがユニバーサル アナリティクス プロパティに接続されている場合、オプトアウトしない限り、GA4 プロパティで完了としてマークされていない設定(目標、オーディエンスなど)がユニバーサル アナリティクス プロパティからコピーされます。」
    • すなわちGA4とUAが存在しており両方のプロパティが接続済みでも、オプトアウトしていないことにより一分設定が自動コピーが発生する可能性がある...
  • データ インポートについて
    • 「SFTP を使用してデータをアップロードするための前提条件」などFTPまわりのドキュメント追加
  • イベントの収集に適用される制限
    • page_locationについて前月指摘したように1000文字 -> 420文字に訂正が入りました
  • API Dimensions & Metrics
    • 追加のAPI
      • landingPagePlusQueryString
      • itemListPosition
      • itemLocationID
      • itemPromotionCreativeSlot
  • Measurement Protocol Reference
    • 予約語にerror等複数追加されました。おそらく一番影響が大きいのはアンダースコアはじまりのワードが使えなくなった点だと思います

2023年1月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

■Google Analytics

  • 除外する参照を設定する
    • 除外する参照は「最大50件」の記述追加
  • Apply filters to reports
    • 詳細レポートにフィルタを適用する場合、ディメンションがグレーアウトする場合の注意書きを追加。これ時々出くわすんですよね...
    • データ互換性がない場合はグレーアウトする
    • 「If a dimension is incompatibile with other dimensions in the report, the dimension name is grayed out. 」
    • UAでも「スコープに気をつけよ」と口酸っぱく言われていたと思いますが、UAの場合は組み合わせが間違っていてもエラーではなくデータが表示されていました。GA4だと選択すらできないので混乱する人は多いでしょうね。
  • e コマース購入レポート
    • 注意書き追加
    • 「e コマース購入レポートの一部の指標には、2022 年 9 月 8 日まではデータが入力されていませんでした。2022 年 9 月 8 日より前の日付を含めると、これらの指標のデータに不整合が生じることがあります。」
  • コンバージョン経路レポート
    • 経路の数 : 最大50件のタッチポイント -> 最大20件のタッチポイント
  • トラフィック ソースのディメンションのスコープ
    • 「セッション スコープのディメンション」の説明を一部修正。直接訪問の場合は最後に確認された参照元/メディアに関連付けられる。
    • 「セッション参照元 / メディアは、セッション単位で割り当てられ、セッションの起点を表します。直接の訪問で開始されたセッションは、そのユーザーの最後に確認された参照元 / メディアに関連付けられます。」
  • ランディング ページ レポート
    • 閲覧指標に「アクティブユーザー数」追加
  • アナリティクスのディメンションと指標
    • e コマースのスコープ」に関する説明追加。イベントスコープとアイテムスコープが一緒にデータとして送信されていると解釈されるんですね
    • 「アイテム スコープの指標」追加
    • eコマース系のディメンションと指標が多く追加されているので確認をおすすめします
  • イベントの収集に適用される制限
    • 「ページの場所の長さ」追加。page locationが最大「1,000 文字」
    • 英語ドキュメントだと420文字で12月に他のページ含めて420文字で更新されているから420文字が正しいんじゃないかと思わなくもない...
  • データのしきい値
    • Googleシグナルを有効から無効に変更しても一定期間、閾値が適用される場合がある
    • 「Google シグナルが有効になっていると、ユーザー数を含むレポートには、Google シグナルを無効にした後も一定期間にわたってしきい値の適用が継続される場合があります。  」
  • API Dimensions & Metrics
    • 以下追加
      • continent
      • continentId
      • testDataFilterId
      • screenPageViewsPerUser
      • scrolledUsers
  • About Data Import
    • SFTPまわりのドキュメントが追加
    • 「Prerequisites for using SFTP to upload data」
    • 「Verify SFTP host-key algorithms; format SFTP-server URL」
  • ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します
    • Google広告とUA連携について360プロパティの期限延長
    • 「2023 年 7 月 1 日以降、ユニバーサル アナリティクスのデータが Google 広告に転送されなくなります(アナリティクス 360 のプロパティは 2024 年 7 月 1 日以降に転送されなくなります)。」
  • データの更新頻度とサービスレベル契約の制約
    • レポートの SLA の対象外となる機能に「拡張されたデータセット」を追加
  • [新規]自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティについて
    • 2月から自動作成案内が始まりましたがオプトアウトもできますので手順はヘルプを確認してください
■Google Tag Manager

2022年12月のGoogle Analyticsドキュメント系アップデート

去年1年間、低頻度ですがGoogle Analytics情報を更新してきましたが、今年もよろしくお願いします。のんびり更新したいと思います。

以下は先月更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。

12月はリリースノートにあるものがほとんどとなっていました。またAnonymous IPがMasked IPという名称変更もありましたが、実態としてはMaskedと言わないと語弊があるからでしょうね。

■Google Analytics

■追記
「自動収集イベント」について大きめのアップデートが入っていましたが、更新をスルーしてしまったので追記いたしました。