WordpressのSite Kitプラグインを利用している場合GAv4はGTMかgtag.jsを直接書き込む必要がある
Googleが提供するWordpressプラグイン「Site Kit by Google」ですが、バージョンアップでGAv4対応が完了したかと思ったのですが、Site Kit紹介ページにGAv4追加方法が案内され始めた事のアナウンスのみとなっていました。プロパティ選択の画面でGAv4プロパティはそもそもプルダウンに表示されません(GAv4の管理用、データ取得用APIがテスト段階だからだと思われます)。
対応方法としてはGAv4のプロパティをGoogle Analyticsで作成した後に、以下オプションを行うこととなります。
Option 1: Create a GA4 Configuration tag in Tag Manager (make sure Tag Manager is enabled in Site Kit).
Option 2: Directly insert the gtag.js snippet — if you’re comfortable modifying the code of your site, follow the instructions in the developer docs.
1つ目はタグマネージャーを利用する方法、もう一つはgtag.jsの生タグを直接埋め込む方法。
現状GAv4のデータをWordpressの管理画面で閲覧することはまだ出来ず、Google Analyticsのページ上で確認するしかありません。まだどうなるか分かりませんが現在APIが開発中のステージということもありますが、この部分とSite KitでGAv4のアカウントが表示されない問題は時間が解決するのだろうと思いますが、新規にGoogle Analyticsのプロパティを作成する場合、GAv4がデフォルトとなっている関係上、作ってみたらプラグインで連携が出来ない...ということにもなりかねません。
Universal Analyticsオンリーとしてプロパティを作ることも検討してみてください。
Universal AnalyticsとGAv4を両方トラッキングするデュアルトラッキングを現状Googleが推奨していることもありますし、一旦Universal Analyticsを導入しておきSite Kitが対応したタイミングでGAv4を導入するという流れでも全く問題はないと思います。
2020年10月のGoogle AnalyticsとSearch Consoleドキュメント系アップデート
更新されたドキュメントの中でも、ちょっと個人的に気になったものです。全体的にGA4に伴う新規ドキュメント、英語ドキュメントの日本語ドキュメント化がいくつかある。
■Google Analytics help
- プロパティの最大作成数が50 -> 100
- もうちょっと前からだったような気もしますが、ヘルプの書き換えが遅かっただけなのかも?ビューがなくなった代わりなんですかね。
- GAデータ取得用のAPIまわりはテストフェーズに入ってそう
- ほぼ全てのドキュメントでGoogle Analytics v4の登場により内容が書き換わっています(設定まわりはほぼ影響有り)。ほぼUniversal Analyticsの説明へ変更となってv4は旧アプリ + ウェブ プロパティ開設ページを刷新。
- User IDを渡すField KeyがuserId -> user_idへ
- 地味に嫌な...
- タグ導入制限を利用されている方...見たことはありませんが、whitelist -> allowlist、blacklist -> blocklistへ変更がかかっています(英語版のみドキュメント変更)
- 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
- ugcについて言及
- 画像マークアップで「HTML 画像を使用する」の追加。
- loading=lazyとか。CSSでindexしたい画像は表示するなと。
- 画像に個人情報が載っている場合の削除方法追加
- Google でウェブ ストーリーのドキュメントアップデート
- ストーリーエディターツールは知らなかった...