「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」の改訂

経産省から出ていた「「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」を改訂しました」というお知らせを見ていたのですが、スマートスピーカーまわりの電子商取引部分が追加されたということで眺めていました。 資料の中では「AIスピーカー」と呼ばれていますが、所謂スマートスピーカーのことですね。 1. AIスピーカーが誤認識した場合 ⇒ 注文は無効。ユーザが確認を行って注文を確定するという確認措置を設ける事が有用。 この解説も結構面白くて、スマートスピーカーはユーザが自由にシステムの修正・入れ替えが出来ず事業者側に全て委ねられている事から「ユーザのエージェント」ではないと指摘されています。したがってユーザ自身の指示とは認められず契約は成立しないと。 また回避策として考えられる以下2点 一定時間内にユーザが注文に対し意思表示しなかったら注文を有効とする 一定時間内にユーザが注文に対し有効だと意思表示した場合のみ契約成立とみなす については、1は無効となる可能性が高い。2は問題ない。 このあたりは消費者の利益を一方的に害するなど、既存の民法や消費者契約法に照らし合わせて判断されています。 2....